ポロトコタンの夜

投稿者: | 2013-08-10

8月9日、白老のアイヌ民族博物館で催された「ポロトコタンの夜」に行って来ました。

夜の湖というのは、それだけで幻想的というか幽遠というか独特の雰囲気があるものですが、ポロト湖のそんな環境を活用した、夜間に開催される夏の特別プログラムです。
場内の灯りといえば、建物から漏れ出てくる光を除けば点在するかがり火だけ。あいにくの雨の中ではありましたが、雰囲気と出し物には大いに楽しませてもらいました。

まだ薄明るい中、場内へ入ると、コタンコという巨像が出迎えてくれます。

催しの前に、ちょっと別のアトラクションに参加。ムックリという楽器(口琴)の使い方を習います。

演奏体験は一人500円なんですが、使ったムックリがもらえます。後で土産物店を見たら同じムックリがズバリ500円だったので、時間があったら体験を選んだ方がいいでしょう(笑)。(ただし要予約とのこと)

いったん外へ出て、白老牛を食べに行きます。

実は出し物だけを楽しむコースと、夕食として近隣の指定焼肉店で白老牛も楽しめるコースの2種類があり、ウチらは後者。〆て一人4,000円のところ、ローソンチケット等で前売り券を買うと3,500円です。お得(笑)。

白老牛うまかったです。

博物館に取って返します。

今夜のプログラムは大きく分けて二部構成。第一部は、博物館の展示物を学芸員の方が案内してくれます。

語りも面白くて、時間がちょっと短く感じられるほどでしたね。(写真はイナウ(木幣)のいろいろ)

そして第二部。隣の会場へ移動します。

最初にエカシが登場、神への祈り(カムイノミ)を捧げます。これは来客へのもてなしや無病息災、公演の成功を祈るということですから、演目というよりは実際にお祈りをしているわけですね。

写真はイナウを削っているところ。

前半は歌や楽器。

歌は哀愁をたたえ、楽器は澄んだ音色で美しかった。

ことにムックリの多彩な音色(さっきサワリを体験しただけに難しさがしのばれる(^^;)、トンコリ(写真)の繊細な響きには感動しました。

後半は踊り。

写真のような輪舞や、男性の弓の舞、女性たちの鶴の舞など。いずれもリズミカルな歌や楽器を伴奏に踊るもので、ついつい体が動いちゃいます。

「アイヌの踊りは本来、人と人、人と神とが一緒に踊るもの」という説明があった通りですね。

実際に観客も舞台に上がって一緒に踊るコーナーや、囲炉裏の上に吊るした鮭の燻製を試食するコーナー(これもうまかったなぁー)など盛りだくさんの内容が終わり、最後に公演の成功に感謝し、来客の道中の無事などを祈るカムイノミ。冒頭で作ったイナウを火にかけ、神のもとへと送ります。

プログラムの内容も素敵でしたが、例えば神に捧げる酒や魚を受け渡す時の所作、物の取り扱い方の細やかさや、もてなしの一つひとつがそれぞれ胸に染み入る感じで、たいへん心豊かなひとときでありました。

みなさまありがとうございました。(イヤイライケレ)

(2013/12/7追記)
上の画像、4枚目と7枚目に写っているエカシ・山丸郁夫さんが、12/3、急逝されました。
これからという時に、さぞやご無念だったのではないでしょうか。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

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ポロトコタンの夜」への2件のフィードバック

  1. teton

    相方はムックリ鳴らすの上手ですよ。
    ちなみに秋にここへ行くと、お土産にトバはいかがですか?と声をかけられます。

  2. HY 投稿作成者

    「そんなんあたしだって上手い」と、昨日初めて触ったカミさんが申しておりますが、いかがなもんでしょうかw
    まー、鋭意練習中であります。

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