「合葬」 感想

投稿者: | 2015-03-01

杉浦日向子さんシリーズ。

まえがきに、志ん生のマクラとして「上野の戦争」の話が出てくるのですが、ハテ上野?東京の?戦争?と、のっけから「?」だらけになってしまいました。

スイマセン、上野の戦争も彰義隊も、さらに西南戦争のこともさっぱり知りません^^;。これを機会に少し勉強したいと・・・思いました(思っただけで終わるかも知れません)。

ともあれマンガ作品ですが、その彰義隊と上野戦争のことを、隊の端くれに参加した若き3人の志士の目から描いたものとなっています。

幕末という時代の流れに巻き込まれていく青年たち。その困惑やもどかしさを含んだ一途さが、独特の間と陰影とともにつづられており、大変せつないものを感じました。

「合葬」というタイトルは、その3人の死を言うとともに、これもまえがきにある通り「江戸の風俗万般が葬り去られる」その転換期の空気を描きたいという作者の思いがあったようです。

なお、小沢さんという方による巻末解説がまた凄い。いかに杉浦さんの“考証”が深く、リアリティとして反映されているかを示してくれて興趣三倍増です。

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