「バッハ」 感想

投稿者: | 2015-08-13

作曲家の謎(伝記を読む)シリーズ。

「音楽の父」とも言われるヨハン・セバスティアン・バッハの生涯。

バッハの時代、音楽は音楽家自身や一般市民のものではなく、王侯貴族や教会のものであった。

作曲家/楽士はそうした権威に雇われ、音楽も権威者の好みや要請のもとで作られ演奏されるものであり、自由ではなかった。バッハも、自ら楽器を演奏したり文化振興に熱心な領主のもとで充実した音楽生活を送ったかと思うと、領主の新妻がたまたま「音楽嫌い」であったために予算を削られたり、新しい「就職先」を求めて就活をしたりしている。契約上、多数のカンタータを作って上演せねばならず、多忙を極めた時期もあったようだ。

そうした制約の中にあって、高潔で偉大な楽曲を数多く後世に残した。最後(例のライプツィヒ)はあまり恵まれた環境にはなかったようだが、思ったほど「死後、忘れられた存在」になったわけでもなく、息子たちも広く尊敬を集めたらしい。

著者はバッハ関係の著作が多数ある人で、図版の多い文庫本ということもあって気軽に楽しく読めた。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (2)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)