「僕はこうやってきた」 感想

投稿者: | 2015-08-14

田原総一朗氏に、ジャーナリスト矢崎泰久氏がインタビューした本。

田原氏の生い立ち、学校で何を考え、勤めた会社で何をやって来たか、どんな本を読み、どのような態度・作法で仕事に臨んで来たか、そんなことを引き出そうという試みです。

なにか勉強しようと思ったわけではなくて、Wikipediaで山下洋輔氏の項を読んでいる時に、「バリケード封鎖されていた大隈講堂からピアノを運び出し、その地下でコンサートを行い、その様子を撮った」なんていうとんでもないエピソードに出くわしたから(その話が載っているのが本書)。

その話はともかく、田原氏の強さとすぐれたバランス感覚の源泉、すなわち決してウソをつかない、二枚舌を使わない、秘密を作らない(だからこそ誰に対してもおもねることがない)という潔癖さや、そもそも人が好き、人に会うのが好きという行動原理などがわかります。

10年ほど前、小泉政権の時代の本ですが、アメリカとの関係(「ユニラテラリズム」)や自民党(「護憲」・親切軽税から改憲・冷酷重税へ等)の変質を鋭く突いているほか、民主党の政権奪取とその後のていたらくなどを予見するような発言もあり、現今の政治に対してこのようなご意見番の存在する幸運と、それにも関わらずいい加減を押し通そうとする現政権のアヤウサにまた意を強くする内容になっています。

すでにご高齢なので心配ですが、元気でまだまだ活躍してもらいたいもんです。

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