蚯蚓 (「ミミズと土」 感想)

投稿者: | 2015-08-23

niwa1わが家の庭にはミミズがいない。

少なくとも庭主さんは、そう言っている。

ミミズは大事だ。

土を攪拌し、有機物を生み出してくれる。死してまた良質な肥料となる。

今年、初めて家庭菜園をやっているのだが、作物の「生り」が今いちな気がするのは、土がまだ肥えていないため、引いてはミミズがいないせいではないか、などとウチでは話している。

そしてミミズは、どこからどうやって来るんだろうね? というのが大きな関心事項なのである。(ミミズ入りの土なども売られているが、そのような「人工導入」は避けたいというのが庭主さんのこだわりであるらしい)

というわけで、読んでみましたミミズの本。

平凡社
発売日 : 1994-06-13



ダーウィンがミミズに関して書いているなんて知らなかったけど、これがダーウィンが亡くなる1年前に出版された最後の著作、すなわち集大成の書物であるという。

主題はミミズがつくる「土」についてなので、我らがミミズの「どこからどうやって来る」かについては、一部「卵包や幼体が鳥について来るとは考えがたい」というような記述があるのみで、明快な答えは得られなかった。まあ仕方ない。ともあれミミズと土についてである。

ミミズ1匹1匹は小さきものなれど、寄り集まって1エーカー(0.4ha)あたり1年に10トンもの「肥沃土」を作り出す、という。いわゆる肥沃土というのはミミズの排泄物なのであり、ミミズがその土を何度も何度も体を通過させることによって、イギリスのいい土の大半を作り出しているくらいの勢いなのである。

しかしさすがダーウィン。ミミズと土についての細密を極めた観察と実験と考察には目を瞠る。なるほど天才というのは天才的なひらめきだけではなくて、こういう地道な毎日の積み重ねの産物なのね、と唸りたくなる内容なのであった。

*

niwa2夏になって秋を迎え、ミミズはまだ見ないけど、心配した作物もそれなりに生って、それなりに楽しませてもらっている。

例えば完熟のミニトマト。トマトの味、濃厚。

赤井川の道の駅で買った農家さんの苗だけど、近所の奥様方が羨むほど立派なものであった模様。

niwa3一体ちゃんとできるのか!? と一番心配したブロッコリーも、ある時プクっと芽花のちっこいのが出たかと思うと、みるみる大きくなった。

収穫してみるとちゃんと甘くてうまかった。

これも農家さんの苗なので、生りの如何はともかく、ものはよかったようである。

niwa4このほか、今年はキュウリ、エダマメ、ミツバ、セロリ、リーフレタス、サンチュなどを楽しませてもらった。あと大葉とバジル。

写真は作物ではないが、ノウゼンカズラもリッパに花を咲かせてくれたの図。

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