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「私の記憶が消えないうちに」 感想

吉田日出子さん。

先日ふと、近ごろ見かけないけどどうしているんだろう?と思って・・・ま、TVも舞台も見ていないオレが見かけないもないもんだけど、ちらっと調べてみたら、高次脳機能障害を患っていて、せりふを覚えるのもままならない状態なのだという。

で、その辺の経緯や、自由劇場を含めた来し方を語った本が出ているというのを知って、一も二もなく買ってみた。

私の記憶が消えないうちに デコ 最後の上海バンスキング

著者/訳者:吉田 日出子

出版社:講談社( 2014-11-28 )

単行本 ( 234 ページ )


生まれや生い立ち。学校生活。お母さんや姉妹とのエピソード。演劇、そして自由劇場との出会い。周囲の名だたる演出家・役者さんたちから得た薫陶や刺激の数々。歌。(医師であるお母さんのインタビューも素敵だ) 時に破天荒で、トンデモで(浮き名も流した)、自分の想いに真っ直ぐで・・・。

面白うてやがてちょっぴり哀しい、でも飽くまでも明日を夢見ることは忘れない、まさに自由劇場のお芝居を地で行くようなデコさんの一代記であった。

*

jiyugekijo遅れて来た自由劇場ファンだったオレ、六本木(霞町)の自由劇場にも行ったことはあったと思ったけど、博品館かシアターコクーンでの逢瀬が多かった。

「上海バンスキング」も「もっと泣いてよフラッパー」も「クスコ」も観たのはリバイバル上映版だった。メジャー線ではなかったけど「コスモコロンブス」という作品が好きだった。「青空ブギー」とか「ピノッキオ」なんていうタイトルを見ると今でも胸熱になる。「ティンゲル・タンゲル」シリーズは、毎年末の風物詩だった(まだデビュー前の上々颱風は本当に衝撃だった)。「三文オペラ」ではジュリー(沢田研二)の神髄にびっくり仰天したっけ。(画像は自由劇場30年・シアターコクーン7年の記念出版物「舞台は笑う」より)

東京時代のいい方の思い出だな。

なかなか観には行けないかも知れないけど、デコさんの再起を心からお待ちしたいと思う。

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