「粋に暮らす言葉」 感想

投稿者: | 2017-04-18

杉浦さんが亡くなった後、著作から家族らが拾った言葉集。

まず表紙のイラストがいい(「風流江戸雀」の一コマ)。

「江戸っ子の基本は三無い。持たない、出世しない、悩まない」
「江戸では、頑張るは我を張る、無理を通すという否定的な意味合いで、粋じゃなかった」
「江戸の人々は、人間を万物の霊長と考えていません。蚤一匹殺すのにも、祟られるかもしれない、と思いながらつぶします」
「二百年前、世界最大の都市人だった江戸っ子のライフスタイルは、その日暮らし」
「お金はためるものじゃなくて、右から左へ流すものというのが一般的な江戸時代の感覚だったようですね」

てな感じで、「江戸の粋とは、メンタリティとは何か?」を教え、今の人間たちがいかに驕り高ぶり、いかに世知辛いかを知らせてくれる箴言集になっている。

中でも特にウケたのは、

「何の為に生きるのかとか、どこから来てどこへ行くのかなどという果てしのない問いは、ごはんをまずくさせます

あと薪割りストの琴線に触れたのが、蕪村の句で、

「斧入れて 香におどろける 冬木立」。

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