「テレビは生き残れるのか」 感想

投稿者: | 2011-10-03
著者 : 境治
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2011-07-16



ニュース映像にBGMをかぶせる。
安芸人の内輪ウケ中心のガチャガチャした空騒ぎ。
ゴールデンタイムのCM枠も、そのガチャガチャした番宣ばかり。
不祥事や「やらせ」、果ては政界工作が横行する。
誰かのフトコロを潤すためだけの地デジ化が強行され、大量のゴミとデバイドを生み出す。
「電波利権」の上に硬直した頭が乗り、疲れ果てた手足がぶら下がる。

ウンコTV業界め、ちょうどキリのいい60年(還暦)で寿命を閉じて、全員滅びりゃいいのに。

・・・と思っていたところにこの本。

著者は元コピーライターで、これまでの経験などをもとにTVの行く末を語る。

どっちかというとTVを糾弾し、未来がないことを証明し、引導を渡す内容を期待したのだが(そんなハイブロウな議論がそこにあるわけないけど)、期待を大幅に裏切ってむしろ「テレビはこうすれば生き残れる」という半端な話だった。

さすがはコピーライター出身、ソーシャルクリエイティブとかミドルメディアとかキーワードは豊富だが、議論は情緒的で散漫。TwitterやFacebookを覗きながら業界の周辺をそぞろ歩くに過ぎない。

すべてがネットやパーソナルメディアに収斂して行くわけではないと思うし、即座にTVが滅びることはないとオレも思うが、ネットとTVの連携などというチマい枠組みにとらわれ、そこから飛び立てない時点で老廃であり熱的死ではないか。

所詮は既存メディアの中で生きてきた(いる)人の議論が時代を超えることはできないのである。

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