「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 感想

投稿者: | 2010-12-17

実によくできた本である・・・とオレがエラソウに言うまでもなく、1年間で200万部突破という事実がそれを示している。

マネジメントにも組織論にもドラッカーにも萌え系キャラにも興味はないのに、この本がオリコンで年間総合No.1になったと聞いた勢いで買ってしまった。不覚。(経験上、ベストセラーの本にはロクなのがない)

著者は放送作家だそうだが、お話運びがなんと言っても巧い。巧すぎて嫌味なほどだ(まぁ、お話だからな)。

キャラづくりのツボを押さえ、クスグリ(エピソード)のツボを押さえ、高校野球のツボを押さえつつ、ドラッカーの教えをつまんでいく。ドラッカーが作ったのは教科書だが、それがどうやったら実生活に応用できるのかをよく描いていると思う。“No.1”になるだけのことはある。

が、お話の面白さと引き替えに、ドラッカーが結局何を言っているかはあまり腑に落ちていないような気がする。実践アイディアが光りすぎて、原理原則まで目が付いていかないというか。ドラマは残ったがドラッカーは残らなかった、というところか。

TVでなにかCMが目に留まって、ああ面白かった。でもなんの広告だっけ?と思うのに似ている。もちろん、この本はドラッカー本体へのトリガーだからそれでもいいのである。

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