「パナンペ ペナンペむかしがたり」 感想

投稿者: | 2018-06-05

アイヌのウェペケ(民話)を基にした(のかな?)絵本。

パナンペ(川下の人)とペナンペ(川上の人)、2人のとーさんが主人公になるウェペケはたくさんあるようで、例えば花咲爺さんのように、いいとーさんが善行やふとした偶然によって幸福になるが、それを見ていた悪いとーさんが真似をして、却って悪い結果を招く、というアレである。

このお話も、道すがらのものを大切にするといいことがあるよ、ぞんざいにすると良くないよ、という戒めが主眼ではあるが(そこまでのお話なら、なるほどウェペケにも似たのがある)、そこからまたひと展開があるところが面白い。つまり、悪い爺さんは悪いなりに地域住民に貢献するという大らかなお話になっている。

調子の良い合いの手が入るところもいい感じ。(巻末に譜面がついている)

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