「震える牛」 感想

投稿者: | 2018-06-20
著者 : 相場英雄
小学館
発売日 : 2013-05-13



警視庁捜査一課のやや閑職部門にいる警部補のもとに、2年前に起きた未解決事件の洗い直しの仕事が降りてくる。やがて犯人像や、無関係と思われた2人の被害者のプロファイルに疑いが生ずるが・・・というお話。

警察小説と経済小説(企業小説)が最初ちょっと遠いところで交互に展開され、それらがいつしか交差する。その交点に、タイトルである「震える牛」がいる。

イオンを思わせる巨大SC企業が主な舞台で、大資本が通った後に地方の商店街は見る影もなく疲弊するとか、警察組織内の綱引きや学閥の存在、(作中にある「雑巾のような」という形容は極端としても)既に地に堕ちている食の安全・・・などの社会環境が物語の背景となっている。

プロットそのものはよくできているし面白いんだけど、そのプロットを実現するための話運び、せりふ回しがややわざとらしい。そんなこと言うかな? そんな展開になるかな? そんな手口かい、という突っ込みどころが多かった。

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