「生物から見た世界」 感想

投稿者: | 2018-08-06

時々こう、思うんだけど、例えば、高いところにあってカミさんが届かないものに、身長差でオレは届いたりするでしょう。身体感覚が違えば空間認識も違う。認識が違えば精神形成ももちろん異なる。自分と他者との違いって、そういう抜本的なレベルから始まっているんだろうな、と。

まして異種族ならなおさらではないか。よく、動物や昆虫と人間が喋ったり仲間になったりするけど(映画とかで)、いや、それ絶対ムリだから。宇宙人と意思疎通とかも、あり得ないと思う。

そんな素朴な肌感覚に、科学的な照射を当ててくれるのがこの本。1934年に、ドイツの生物学者ユクスキュルが書いた。生物・・・昆虫、みみず、鳥などなどの目から見た世界、世界の見え方、あるいは何が見えないかについて論じた科学啓蒙書である。そう、思いもよらないものは、見えすらもしないのである。

学術的な知見としてはいささか古い内容もあるようだけど(ハエの複眼の構造とか)、科学者の思考実験・・・というより科学者がうたた寝の間に見た夢といった、ちょっと不思議な趣があった。

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