ライプツィヒナハト(再び)

投稿者: | 2018-12-02

札幌交響楽団、第614回定期演奏会。
(11/30の夜公演)

元首席指揮者のポンマー氏が登場、再び氏の故郷・ライプツィヒゆかりの作曲家を取り上げます。

どうも地味感があって気分は盛り上がらないのですが・・・。

1曲目は、メンデルスゾーンの交響曲第5番ニ短調

「宗教改革」というニックネームがついています。ルターによる宗教改革から300年という節目の祝典のために作曲されたらしいですが、なるほど華やかな雰囲気に満ちた曲です。

演奏は、やや抑えめな中に音をたんねんに織り込んで行くイメージで、なかなか好感が持てます。時々音のアタマが合わなかったり、ホルンも最近にはなく不安定だったりしてましたが、徐々に肩があったまって行く感じでした。

それにしても、(前にも書きましたが)メンデルスゾーンって曲がきれいな割りにはさっぱり印象に残らないんですよね。何度聴いても、曲が覚えられません。

2曲目は、バッハのピアノ協奏曲第1番ニ短調

もともとはチェンバロで弾かれたようですし、単に鍵盤楽器協奏曲と呼ばれることもあるようです。こういうコンサートホールではピアノですね。(「のだめ」の「千秋」が弾き振りで演奏してましたよね(笑))

ソリストはドイツの若手ピアニスト、シュタットフェルト氏。かつてライプツィヒのバッハコンクールで最年少優勝したという、「バッハ音楽の後継者」(プログラム解説)。

演奏は、指はよく回りますが、走ったり音が飛んだりしてちょっと落ち着かない感じ。意外にモダンな色彩のある曲なので、これはこれでもいいのかも知れません。

札響の伴奏は、寄り添うような、包み込むような、いい感じの響きを出していました。

アンコールを1曲。本人作?の「バッハへのオマージュ~ピアノのための12の小品より前奏曲とフーガ」とのこと。現代的にかなりアレンジされたバッハで、即興だったのかも。特に後半は凄い超絶技巧を見せてくれました。

休憩を挟み、3曲目はシューマンの交響曲第3番変ホ長調。「ライン」です。

これはかねてから好きな曲ですが、身に馴染んでいるのがジュリーニのレコード盤。凄演ですが、あれぁ聞くところではマーラー編曲版とのこと。ああいう感動が今夜は味わえるのだろうかと思ったんですが、まあ確かにアプローチは違ったようですが、かなりよかったです。

ちょっと陰影を感じるというか、ドイツらしい大河のイメージというか(ライン川は見たことがありませんが)、ラインの滔滔たる流れ、流域の人のいとなみや祝典、豪壮な建物などを描いたとも言われるように、落ち着いた中にもそうしたストーリー性を感じるいい演奏でした。

「地味感」がいい方に出た夜だったかな(笑)。

演奏終了後のカーテンコールでポンマー氏が唯一立たせたのが、ホルンの杉崎さんでしたね。安定感のある太い音は私も好きですね。

トランペットの前川さんが12月末で退団ということで、フラワーセレモニー。

*

ロビーコンサートは、その前川さんが中心になってクリスマス・メロディー。バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」、パッヘルベルのカノン、カッチーニのアヴェ・マリアの3曲でした。

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