「十二人の怒れる男」 感想

投稿者: | 2018-12-17
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
発売日 : 2001-12-21



シドニー・ルメット監督、1957年、アメリカ。

かねて見たかった映画。

ある殺人事件を巡って、12人の陪審員たちが評議を始める。全員一致で「有罪」ならば、犯人とされる青年は死刑宣告を受ける。陪審制度の「正義」とは何かを描く。

事件の背後にある「事実」をあぶり出す話なのかなと思っていたんだけど、そうではなく、裁判の疑義を浮かび上がらせる話だった。つまり、「疑わしき」を有罪にしてはいけない、ということである。

密室と、名も知らぬ同士の12人の男(女性は出てこない)。不思議な連帯と反目があり、底には一定の緊張感が流れる。

そして侃々諤々の議論の末、最初ただ一人だった「無罪」の意見は、ついに全員一致の結末を見る。

さてしかし、犯罪は事実行われ、犯人は紛れもなくその青年だったかも知れない。そこが悩ましいところで、とにかく最初に疑義を指摘した一人(ヘンリー・フォンダ)の勝利では決してないのである。

お話は一応すっきりと収まって終わる。だけど後味はすっきりでは終わらない。

*

犯人役の青年は、冒頭に一瞬出て来て目だけの演技をするんだけど、これがなかなかイイ。

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