バーメルト・ナイト

投稿者: | 2019-01-27

札幌交響楽団、第615回定期演奏会です。
(1/25夜公演@Kitara)

首席指揮者マティアス・バーメルト氏、今季3度目の登場。

再び、氏の名刺代わり(初対面ではないから、手土産代わり・・・くらい?(笑))の3曲です。

1曲目はモーツァルトのセレナータ・ノットゥルナ(セレナード第6番K.239)。

バーメルト氏はかつてザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団で首席オーボエ奏者だったということで、モーツァルトは掌中の珠みたいなもんなんでしょうね。

4人の弦ソリスト(チェロが入ってなくてコントラバスが入っている)が指揮者を取り囲み、バックが弦楽合奏、それにティンパニという変わった編成の曲です。

例によって非常に抑制された筆致に感じますが、面白い曲想の中にも安定した美しさを聴かせてくれました。(個人的な感覚としては、ティンパニはきれい過ぎたかな(笑)。あと曲の最終盤で、田島さん何かあった?)

4人のカデンツァは聴き物でした。また、第2ソロヴァイオリンをつとめた藤原晶世さんのつややかな音をしっかり聴けたのも収穫でした。

2曲目は「現代」に飛んで、マルタンの7つの管楽器とティンパニ、打楽器、弦楽のための協奏曲という曲。

マルタンは、バーメルト氏と同じスイス出身の作曲家。

この曲は1949年作ということですが、シェーンベルクの語法(十二音)に学びつつ、メロディラインを失わず、バルトークの皮肉とかショスタコの諧謔にも通じるような面白い作品だと思います。

今度は、管楽器のソリスト7人が指揮者を取り囲み(fl, ob, cl, fg, hn, tp, tb)、それを弦楽合奏と3人の打楽器奏者が支えます。

1曲目もそうでしたが、ウチのプリンシパルズはほんと安心して聴いていられますね。

休憩を挟み、3曲目はブラームスの交響曲第2番ニ長調。

事前のインタビュー(道新記事)では、前2曲は各パートがソロに取り組む意義を語っていたけど、これはどういう意図だっけな。

少なくとも、バーメルト氏にとっては「第2の故郷」くらい言いたくなる曲なんではないかと・・・古典的で緊密なブラームスにしては比較的穏やかな田園調・・・みたいな?

全体的には少々「もやっ」とした演奏に感じましたが、第4楽章終結部のアンサンブルは完璧でちびりました。

しかしナンだ、どの曲も(前回もそうだったけど)、曲が終わり、バーメルト氏が指揮棒を降ろすタイミングと聴衆の喝采のリズム(「ジャン!」「ワッ!」っていう)がどうも合ってないですね。どちらのせいなのかわかんないけど、今イチ欲求不満。

1月末に退団されるというヴァイオリン織田さんにフラワーセレモニーがあり、そのあと、アンコールを一曲(定演でオーケストラのアンコールって初めて聴いたな)。

モーツァルトのディヴェルティメント(K.136)から、第3楽章とのこと。やっぱり本編(特にブラームスだし)とは緊張感が違うんでしょうね、リラックスした闊達な演奏はさらにきらびやかで楽しかったです。

本日のロビーコンサートは、トップに大平さん、第2ヴァイオリンに前述の織田さん(2人とも、本番と衣装が違いましたね)、それに青木さん、坪田さんの4人によるドヴォルジャークの「アメリカ」。これも素敵な前菜でした。

そういえば、この演奏もでしたが、今夜は録音入ってました。(FM放送があるみたいですね)

あと余談ですが、プログラムに来季の定演の曲目解説が、選定意図も含めて詳細に載っていました。これイイですね。

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