「闇の左手」 感想

投稿者: | 2019-04-09
早川書房
発売日 : 1978-09-01



アースラ・ル・グイン氏描く、極めてハイブロウなSF小説。

両性具有となった人類(本質的に大規模な戦いを行わなくなっている)と、彼らと通商を再開しようとする使者との間の軋轢、愛情、友情を描くんだけど、つまりは、文化習慣どころかそれだけ身体感覚の違う相手と果たして理解し合えるのか、心を通わすことができるのか、な辺りを問うものであるらしい。

「闇の左手」とは「光の右手」に対応する言葉で、影と光、陰と陽、夜と昼、女と男・・・など対立する2つのもののかたわれをあらわす比喩。著者独特の、非常に深い人間観察、社会観察の結晶のような小説である。

異世界の用語が説明なく出て来るのと(解説が巻末にある)、登場人物に感情移入ができず、読書はかなり難航した。

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