「バイエルの謎」 感想

投稿者: | 2019-04-17
著者 : 安田寛
新潮社
発売日 : 2016-02-27



バイエルと言えば、ピアノを習ったことのない人でも知っているピアノ教則本のいろはのいの字である。

けど、近ごろはあんまり評価がよろしくないんだという。指の運動の順番とか左右バランスとか、音楽性とかなんとか・・・?

そもそも、ヨーロッパなどではほぼ使われないらしい(みんな名前すら知らない)。ではなぜ日本ではそんな超のつくほどのスタンダードになっているのか。だいたい、バイエルって誰なのか。

この本は、その意外な難題に(時に諦めそうになりつつ)立ち向かい、音楽史の彼方に埋没しそうになっていたバイエルの人となりと、バイエル教則本の数奇な?出自をついに突き止めた、著者執念の探訪記である。

ちなみにバイエルはオレもやりましたがね、子どもの頃はいざ知らず、最近再びひもといてみるとなかなかチャーミングなメロディが多いんですよ。

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