「流され王」 感想

投稿者: | 2019-05-09
著者 : 角川春樹
牧羊社
発売日 : 1983-10



角川春樹氏の句集は以前にも読んだけど(「」)、その才気は充分に感じつつ、ナマナマしいところがそのまま出て来るというか、句としての熟成がというか、味わいがうんぬんというようには感じなかった。

この「流され王」は(意味としては、ヤマトタケルノミコトであり、それを巨大な父源義氏との複雑な関係を含めて自らに投影したものらしい)、その点、より静謐でありながら背中から立ち上ってくるような凄みを感じさせる内容になっている。

これはと思った(サラリとしているようで雄大な情景を感じた)のを三句。

青山河われ縄文のこゑ聴けり
朽舟のいづくに翔つや冬銀河
深谿へ崩(なだ)るる櫻吹雪かな

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