「国境のない生き方」 感想

投稿者: | 2019-05-24
小学館
発売日 : 2015-04-01



ヤマザキマリさんの遍歴というか、14歳くらいからこっちの人生を語り尽くした定本みたいのがないのかなーと思ってるんだけど、意外にない。(なくないのかも知れないけど、まだ出合ってない)

この本も、そういうテーマでは、ちょっとなかった。

17歳でイタリアに留学して、本当の貧乏のどん底にいたりした中で出会って来た人、読んで来た本、影響を受けたものたちについて語る。

そういう厳しい状況の中でも(こうしてまとまったものを読むせいかも知れないけど)、人や本、文化文物に対する集中度というのが凄い。「没入」というくらい読み、観て、語る(アウトプットする)。これらが、あの深み凄みにつながっているんだなあ。

タイトルの「国境のない生き方」とは、イタリアのみならずシリアやポルトガルなど、生活の必要があったにせよ、軽々と飛び越えて行くヤマザキさんなりの「持っている地図のサイズを変えてみるといい」「ボーダーを超えてみれば内側がわかる」という一種の人生訓なんである。

でも、結局それができるかどうかもある種才能あってのことだろうし、誰しもよい結果が得られるものでもないんでないかな。と思った。

(なんだか「らしくない」語り口だなあと思って奥付を見たら、「構成」の人がクレジットされていた)

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