「キノコの不思議」 感想

投稿者: | 2019-06-02
光文社
発売日 : 1996-07



フツーに(植物学的に)キノコの不思議を教えてくれる本かと思ったら、違った。

とにかく扉1ページ目に、糸井重里氏がこの本を言祝ぐキャッチコピーが躍る。「え、何?」とまず思うが、ともあれ糸井重里。

編者(京大の数学の先生)によるプロローグに、「30のきのこ」たちを集めたとある。

文化人(浅葉克己:口絵カットも担当・安野光雅・橋本治・・・)、漫画家(白土三平、水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫・・・)、もちろん学者諸氏(菌類の泰斗を始め各界の先生方・・・)も入っているが、これら30人が綴った、キノコ愛・キノコ体験・キノコ幻想の本なのである。

内容もエッセイあり、対談あり、イラストあり、小説風あり。確かに、それ自体が当代の深い知識・知恵の森であり菌床だと言えば言えそうである。

全体としては、往年のいわゆるサブカルチャー臭がぷんぷんとする本で、面白半分かビックリハウスでも思い出すような雰囲気なのだが、キノコの不思議、つまり「土の下にこそダイナミックな構造がある」という森羅万象のヒミツについても教えてくれる。

キノコの不思議っていうか、不思議な本であった。

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