「弥次喜多 in DEEP」 感想

投稿者: | 2019-06-08
エンターブレイン
発売日 : 2005-03-25



この本が出たのは2001年だというけど、その頃に第1巻は読んだ。その時は、こりゃいかん・・・と思って以後スルーしていたんだけど、「どんな風に展開するんだろう」「結局どういう話なんだろう」とずっと頭の片隅に残っていて、いつか読まねばならん・・・というのが、どうも潜在意識にあったんである。

最近「廉価版」というのが出ているのを知り、またその発端に当たる「真夜中の弥次さん喜多さん」というのもメルカリで買えたので、一念発起、読んでみることにした。

「真夜中の・・・」の方では、ヒゲが濃くて男臭い弥次さんと、ヤク中の役者喜多さんの人となり、2人がいろいろ行き詰まってお伊勢さんを目指すことになったいきさつが書いてある。

「・・・in DEEP」はその続きで、2人の異様な旅が描かれる。想像力の横溢というかシッチャカメッチャカ、あらぬ筋があらぬ筋につながるものすごい幻惑感。「こりゃいかん・・・」の感をいよいよ強くする。

そして結末は、壮大な「夢落ち」なのだった。

これ何、しりあがり寿さん、泥酔してるか、ほんとにラリって描いてるのかと思ったけど、なるほど夢の脈絡だったのである。悪夢から覚めた時の「ああ、よかった夢だった」感がまたすごい。

長い不思議な旅の末、闇に消えて行く2人の姿とともに、お伊勢さんというのは結局なんだったのか、「ああ、変なリアルな夢見た」という余情もある。

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