「GIRL」

投稿者: | 2011-06-25

作家(のインタビューとか生活ぶり拝見とか)を特集した、こういうタイトルの雑誌かムック本だと思ってAmazonでポチしてみたら…。

最近Tumblrを新しくしたんだけど、そっち方面でJillian Tamakiというイラストレーターを見つけて大変気に入った。なにか画集のようなものが出ていないかと探したところ、この本に行き当たる。

いざ届いてみたら、B6版のコミックスだったので仰天したという次第(笑)。

GIRLというタイトルそのまま、ティーンエイジ女子たちの心の移ろいを写し取った作品である。

男はほとんど出てこないし(女子高が舞台だから)、きれいな顔の登場人物は一人も出てこない。舞台はトロントで、日本のマンガとはだいぶ趣が違う(むかし読んだポール・オースター原作のコミック「City of Glass」…バットマンのDavid Mazzucchelliが描いた…を彷彿とさせる)。けど、テンポは絶妙でなにより不細工な登場人物たちが徐々にかわいらしく、いとおしく見えてくる絵が素晴らしい。

また、文化習慣は違っても、女子高生の生態は(普遍的に)こんなものだろうと思わせるものがある。真剣でふざけていて、一途で散漫で、いい子でワルで、賢くてバカ。高校時代に起こりがちな事件とともに、そんな心や存在のゆらぎが鮮やかな筆致で表現されている。

作家(絵はJillian Tamaki、スクリプトはMariko Tamaki)はカナダ出身の日系三世の従姉妹同士。買う時に期待したものとはまったく違ったけど、面白いものに出合って満足。

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