「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」 感想

投稿者: | 2018-08-15

ティム・バートン監督、2016年、アメリカ。

どうも、こういうファンタジーが好きみたいだ^^;

始めホラーコメディかと思い、だんだん「夢落ち」系の(現実には起こっていない)ダークファンタジーかと思い、結局なかなか痛快な冒険譚・友情譚になっていく。

エヴァ・グリーン(ミス・ペレグリン)の大きな目、サミュエル・ジャクソン(敵の魔物)の怪演などに目を惹かれるし、「奇妙なこどもたち」もTVで予告編を見た時には「何じゃそりゃ」としか思わなかったのに、けっこう魅力的に造られている。かなり気に入った(笑)。

1943年(物語の主な舞台)や「ループ」と現在の位置関係がだんだんわからなくなってくるなど、ちょっとストーリー的に「迷子」になりそうなのは確か。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (0)

「乱」 感想

投稿者: | 2018-08-14

黒澤明監督、1985年、日本。

武満ナイトの時に「観なきゃ」なんて言ってたのに、半年経ってようやく観た。音楽は、演奏も含めて確かにいいですね。

黒澤映画の金字塔のひとつ。ある戦国武将が、ふとトシを感じて、3人の息子に家督や城を譲るが、3人は父への思いやそれぞれの思惑があり、非業なラストに向けて走り始める。

乱とは、乱世・乱心などの意味もあろうけれども、人の心の不如意さ、ちぐはぐさを表しているのかも知れない。

仲代達矢が何と言っても凄演(ちょっと舞台的というか、演技しすぎのキライがないでもない)。あと、原田美枝子(長男の正室)がよかった。ピーターは案外だった。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (0)

「疑似科学入門」 感想

投稿者: | 2018-08-11

これはナンだ、大槻センセの「最終抗議」の系譜だなあ。もう少し冷静でアップツーデートではあるけれど。

スピリチュアル系のあれこれや、「水素水」などの科学の意図的な誤用、科学的知見のグレーゾーンを決めつけて乱用・悪用する、といった、現代社会に蔓延する「疑似科学」を分類し、それぞれをあげつらう本。

カルト教団やサプリまがいなど実害の発生しそうなものへの警告は分かるが、それらの担い手(送り手・受け手両方)はこういう本には目を向けないだろうし、目を向ける人にとってはいささか世知辛い議論になっている。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (0)

「生物から見た世界」 感想

投稿者: | 2018-08-06

時々こう、思うんだけど、例えば、高いところにあってカミさんが届かないものに、身長差でオレは届いたりするでしょう。身体感覚が違えば空間認識も違う。認識が違えば精神形成ももちろん異なる。自分と他者との違いって、そういう抜本的なレベルから始まっているんだろうな、と。

まして異種族ならなおさらではないか。よく、動物や昆虫と人間が喋ったり仲間になったりするけど(映画とかで)、いや、それ絶対ムリだから。宇宙人と意思疎通とかも、あり得ないと思う。

そんな素朴な肌感覚に、科学的な照射を当ててくれるのがこの本。1934年に、ドイツの生物学者ユクスキュルが書いた。生物・・・昆虫、みみず、鳥などなどの目から見た世界、世界の見え方、あるいは何が見えないかについて論じた科学啓蒙書である。そう、思いもよらないものは、見えすらもしないのである。

学術的な知見としてはいささか古い内容もあるようだけど(ハエの複眼の構造とか)、科学者の思考実験・・・というより科学者がうたた寝の間に見た夢といった、ちょっと不思議な趣があった。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (1)

映画のリスト

投稿者: | 2018-08-01

かれこれ20年以上前から細々と書き足している「観たい映画のリスト」があるんだけど、映画を観る趣味がそもそもなくて、リストは長くなる一方だった。それが近ごろ何だか、動画配信サイトでも使って観てみようかな・・・と思うようになった(どこまで続くかわからんけれど)。

観たら、以下にタイトルをアップして行きたいと思います。


★★★:素晴らしい!もっかい観たい
★★☆:いいね!語り草
☆☆:納得。損はなかった
☆☆☆:う~ん?

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (0)

「寺山修司全歌集」 感想

投稿者: | 2018-07-31

 
マッチ擦るつかのまの海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや
 

など、胸をえぐられるような歌もありつつ、事前に期待?したような、ページをめくるたびハっとさせられるということではない。

血とか墓とか盲目とか、ショッキングな単語を使い、卑近なものと遠いものを結びつけるというような技巧・・・短歌の中でどう表現するか、という形骸に囚われている感じもする。若書きとも言えるのだろう。

「全歌集」というのは寺山自身がつけたタイトルらしく、跋文にあるように、自身の(歌の)墓標であるという。つまり「歌はこれで棄てた」という覚悟のようなものがむしろ印象的であった。

つくづく、歌は生き様そのものなのだ。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (0)

PMF GALAコンサート(後半)

投稿者: | 2018-07-30

休憩を挟み、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)GALAコンサート、後半です。
(7/29、Kitara大ホール)

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (2)

PMF GALAコンサート(前半)

投稿者: | 2018-07-30

PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)2018の総決算、まさに精華とも言えるGALAコンサートです。
(7/29、Kitara大ホール)

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (3)

PMF GALA プレコンサート

投稿者: | 2018-07-30

PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)2018、2つ目の参戦です。
(7/29、Kitara小ホール)

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (1)

「日本のマラソンはなぜダメになったのか」 感想

投稿者: | 2018-07-22

ダメになったことをあげつらう本じゃなくて、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてどう立て直したらいいかを、宗茂さん以下、日本記録を出した7人のマラソンランナーたちへのインタビューなどで解き明かす本。一般ファン向けというよりは、いま練習に取り組んでいる選手向けの提言である。

宗兄弟や瀬古さん、中山さん、谷口浩美さん(はこの本には出ていない)など、日本の男子マラソンはかつて、世界を牽引する存在ですらあった。ところが、この本が上梓された時点でオリンピックなど国際舞台で上位に入る選手はほぼなく、日本記録も14年間も破られて来なかった。それはなぜなのか。

ペースメーカーがついたタイムトライアルではアフリカ勢らに敵わなくても、単純にスピードだけでは済まないオリンピックなら勝てるかも知れない・・・。意識の持ち方、どんな練習をしたら相手に勝てるかを自分で考える力、オーバーワークを恐れないこと。往年の名ランナーたちがどんなメンタルで、どんな努力をしたか、その鬼気迫る練習っぷりと、理路整然とした語りっぷりが見事。

この本のあと、今年の2月に設楽悠太選手が16年ぶりに日本記録を更新した(更新の報奨金1億円を手にしたという)。設楽選手のやり方はこの本の軸線とは異にしているようだが、さて、日本開催のオリンピックで、日本ランナーの復権はあるのだろうか。

※独自の「いいね」ボタンです。このブログの中だけで有効で、害はありません(笑)
  • いいね! (0)