「弥次喜多 in DEEP」 感想

投稿者: | 2019-06-08
エンターブレイン
発売日 : 2005-03-25



この本が出たのは2001年だというけど、その頃に第1巻は読んだ。その時は、こりゃいかん・・・と思って以後スルーしていたんだけど、「どんな風に展開するんだろう」「結局どういう話なんだろう」とずっと頭の片隅に残っていて、いつか読まねばならん・・・というのが、どうも潜在意識にあったんである。

最近「廉価版」というのが出ているのを知り、またその発端に当たる「真夜中の弥次さん喜多さん」というのもメルカリで買えたので、一念発起、読んでみることにした。

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「テルマエ・ロマエ」 感想

投稿者: | 2019-06-04
エンターブレイン
発売日 : 2009-11-26



ご存じ、ヤマザキマリさんの一番の出世作。

「最初は2巻程度」の構想だったようだけど(ほんとの最初は、1話読み切りのつもりだったらしい)、6巻で完結となった。

もともとはどのくらいの構想だったのか、まあ古代ローマと現代日本を行き来する軽いコメディーだったのかも知れないけど、意外な両者の共通点をあぶり出すばかりでなく、皇帝と風呂設計技師の友情・信頼、「風呂のチカラ」までを描ききった。素晴らしい。

カッコいいおっさんがいっぱい出て来る。ヤマザキさん、どうやらおっさん好きらしい。

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「キノコの不思議」 感想

投稿者: | 2019-06-02
光文社
発売日 : 1996-07



フツーに(植物学的に)キノコの不思議を教えてくれる本かと思ったら、違った。

とにかく扉1ページ目に、糸井重里氏がこの本を言祝ぐキャッチコピーが躍る。「え、何?」とまず思うが、ともあれ糸井重里。

編者(京大の数学の先生)によるプロローグに、「30のきのこ」たちを集めたとある。

文化人(浅葉克己:口絵カットも担当・安野光雅・橋本治・・・)、漫画家(白土三平、水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫・・・)、もちろん学者諸氏(菌類の泰斗を始め各界の先生方・・・)も入っているが、これら30人が綴った、キノコ愛・キノコ体験・キノコ幻想の本なのである。

内容もエッセイあり、対談あり、イラストあり、小説風あり。確かに、それ自体が当代の深い知識・知恵の森であり菌床だと言えば言えそうである。

全体としては、往年のいわゆるサブカルチャー臭がぷんぷんとする本で、面白半分かビックリハウスでも思い出すような雰囲気なのだが、キノコの不思議、つまり「土の下にこそダイナミックな構造がある」という森羅万象のヒミツについても教えてくれる。

キノコの不思議っていうか、不思議な本であった。

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映画のリスト

投稿者: | 2019-06-01

かれこれ20年以上前から細々と書き足している「観たい映画のリスト」があるんだけど、映画を観る趣味がそもそもなくて、リストは長くなる一方だった。それが近ごろ何だか、動画配信サイトでも使って観てみようかな・・・と思うようになった(どこまで続くかわからんけれど)。

観たら、以下にタイトルをアップして行きたいと思います。


★★★:素晴らしい!もっかい観たい
★★☆:いいね!語り草
☆☆:納得。損はなかった
☆☆☆:う~ん?

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「国境のない生き方」 感想

投稿者: | 2019-05-24
小学館
発売日 : 2015-04-01



ヤマザキマリさんの遍歴というか、14歳くらいからこっちの人生を語り尽くした定本みたいのがないのかなーと思ってるんだけど、意外にない。(なくないのかも知れないけど、まだ出合ってない)

この本も、そういうテーマでは、ちょっとなかった。

17歳でイタリアに留学して、本当の貧乏のどん底にいたりした中で出会って来た人、読んで来た本、影響を受けたものたちについて語る。

そういう厳しい状況の中でも(こうしてまとまったものを読むせいかも知れないけど)、人や本、文化文物に対する集中度というのが凄い。「没入」というくらい読み、観て、語る(アウトプットする)。これらが、あの深み凄みにつながっているんだなあ。

タイトルの「国境のない生き方」とは、イタリアのみならずシリアやポルトガルなど、生活の必要があったにせよ、軽々と飛び越えて行くヤマザキさんなりの「持っている地図のサイズを変えてみるといい」「ボーダーを超えてみれば内側がわかる」という一種の人生訓なんである。

でも、結局それができるかどうかもある種才能あってのことだろうし、誰しもよい結果が得られるものでもないんでないかな。と思った。

(なんだか「らしくない」語り口だなあと思って奥付を見たら、「構成」の人がクレジットされていた)

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「日本人と天皇」 感想

投稿者: | 2019-05-21
中央公論新社
発売日 : 2014-11-07



この本を読もうと思ったのは初版が出た頃(2014年)なので、今年のご退位・改元の話が出る前である。このほど、ようやく読んだ。

天皇を軸に、田原氏の視点から日本の二千年の歴史を追う。軸と言いつつその周辺の動きを追って行くわけで、いわば田原通史である。

戦国時代の将軍たちや第二次大戦後の進駐軍はなぜ天皇を殺害したり廃したりしなかったのか。それが基本的関心のようだ。

結論的には、天皇は日本人の宗教である、ということ。

天孫降臨のような「神話」が本当に信じられていたり、信じられている実態を利用して覇権の権威付けを図ろうとしてきた歴史ということである。

実際、昨今には年号はもう止めてもいいんではないかといった論議も一定数あったと思うけど、いざ「令和」が発表になり、改元、新天皇ご即位となった時点で、日本人こぞってお祝いムード・大晦日から新年みたいな浮かれた雰囲気になって、「年号廃止」なんてあとかたもなくなってしまったのには、やっぱり天皇って宗教だわ、なるほど、と思ったのであった。

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幻想ナイト

投稿者: | 2019-05-19

札幌交響楽団、第619回定期演奏会。
(5/17、夜公演)

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「流され王」 感想

投稿者: | 2019-05-09
著者 : 角川春樹
牧羊社
発売日 : 1983-10



角川春樹氏の句集は以前にも読んだけど(「」)、その才気は充分に感じつつ、ナマナマしいところがそのまま出て来るというか、句としての熟成がというか、味わいがうんぬんというようには感じなかった。

この「流され王」は(意味としては、ヤマトタケルノミコトであり、それを巨大な父源義氏との複雑な関係を含めて自らに投影したものらしい)、その点、より静謐でありながら背中から立ち上ってくるような凄みを感じさせる内容になっている。

これはと思った(サラリとしているようで雄大な情景を感じた)のを三句。

青山河われ縄文のこゑ聴けり
朽舟のいづくに翔つや冬銀河
深谿へ崩(なだ)るる櫻吹雪かな

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2018-2019シーズン総括

投稿者: | 2019-05-07

恒例のシーズン総括をおひとつ。

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「へんな毒すごい毒」 感想

投稿者: | 2019-05-06
著者 : 田中真知
技術評論社
発売日 : 2006-08-31



前段でまず、「毒とはなにか(どういう作用で、人間にとって“毒”となるのか)」について解説される。必要で重要なくだりではあるけど、教科書でももうちょっと愛想があるんでないか、と思われるほどクソ真面目でとっつきにくい。

その辺はともかく、例えば次のような話が展開される。

イモガイという貝がいる。複数の毒からなるコノトキシンという毒を持っている。亜種が500いて、ひとつの種が200もの毒を持つという。麻痺、痙攣、体が動かなくなる、致死率6割、という猛毒なんである。

でもこの「毒」は、鎮痛剤として使うと、モルヒネの1万倍の鎮痛効果があり、しかも習慣性がない、という特徴がある。イモガイの毒には「無限の可能性」がある。

・・・という感じ。話の途中で毒が薬になっている。毒って薬だったんだ!

自然界にはこのほかにもとんでもない猛毒が存在し、それは人工の毒(青酸カリとか)が足許にも及ばない毒性を持っているという事例がたくさん紹介されている。

ちょっとおしりの辺りがムズっとするけど、毒って妙に魅力を感じますよね^^;

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