「悪魔の涙」 感想

投稿者: | 2018-12-20

「ドンデン返しの大達人」ジェフリー・ディーヴァーのノン・シリーズの小説。と言いつつ、例のリンカーン・ライムもチョイ役で「カメオ出演」している。ライム、好きだねェ。

主人公は引退した捜査官で、これまたシリーズもの(「キネシクス」のダンス)を彷彿とさせる、科学的文書/筆跡鑑定の専門家であります。筆跡や遺留物の微細証拠から犯人の来歴や犯行現場を割り出してしまうという、またまたスーパーな設定が読みどころなわけです。

「悪魔の涙」とは、「i」の上部が飛び跳ねている筆跡の特徴をいう。

それから、悪魔的に頭のキレる犯人が、早々に事故死してしまうのが最初の驚き。お得意の驚き(ドンデン返し)の罠が随所に仕組まれています。あとは読んでのお楽しみ、といったところ。

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「十二人の怒れる男」 感想

投稿者: | 2018-12-17

シドニー・ルメット監督、1957年、アメリカ。

かねて見たかった映画。

ある殺人事件を巡って、12人の陪審員たちが評議を始める。全員一致で「有罪」ならば、犯人とされる青年は死刑宣告を受ける。陪審制度の「正義」とは何かを描く。

事件の背後にある「事実」をあぶり出す話なのかなと思っていたんだけど、そうではなく、裁判の疑義を浮かび上がらせる話だった。つまり、「疑わしき」を有罪にしてはいけない、ということである。

密室と、名も知らぬ同士の12人の男(女性は出てこない)。不思議な連帯と反目があり、底には一定の緊張感が流れる。

そして侃々諤々の議論の末、最初ただ一人だった「無罪」の意見は、ついに全員一致の結末を見る。

さてしかし、犯罪は事実行われ、犯人は紛れもなくその青年だったかも知れない。そこが悩ましいところで、とにかく最初に疑義を指摘した一人(ヘンリー・フォンダ)の勝利では決してないのである。

お話は一応すっきりと収まって終わる。だけど後味はすっきりでは終わらない。

*

犯人役の青年は、冒頭に一瞬出て来て目だけの演技をするんだけど、これがなかなかイイ。

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(3) 花園 クモリ 0℃

投稿者: | 2018-12-16

気温、上がりました。

でも、雨予報だねえ・・・。

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(2) 花園 ユキ -6℃

投稿者: | 2018-12-15

今日あたりから気温が上がるかと思ったけど、着いてみたらほとんど先週と変わりませんでした。

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「カッコーの巣の上で」 感想

投稿者: | 2018-12-10

ミロス・フォアマン監督、1975年、アメリカ。

ジャック・ニコルソン扮する小悪党マクマーフィーが、ある日、詐病を疑われつつ刑務所から精神病院へ移ってくる。

マクマーフィーはすぐに、自分も含めた「患者」たちを抑圧し不自由を強いる病院側スタッフに対して反発するようになるが、その不自由は、実は「患者」たち自身の内にあるものだった・・・。

これもまた、タイトルに複雑な含みがあるようである。

カッコーと言えばまず托卵を思い浮かべるが、では誰がカッコーで、誰が宿主なのか。それは舞台そのものなのか、誰かの内面なのか。「巣の中のカッコー」という熟語なら、「集団の中に入り込んだ異質な存在」という意味があるそうな。ならばマクマーフィーはまんま当てはまるんだが。
また、精神病院をズバリ「カッコーの巣」と言う場合があるそうだ(蔑称らしい)。この表現はマザーグースにもあって、「三羽のガチョウがいて、一羽は東へ、また一羽は西へ、そして一羽はカッコーの巣の上を飛んでいた(=気が触れてしまった)」という。三羽は、誰の投影なのか。「裏切り」の挙げ句自殺するしかなかったビリーが絡むのか。
さらに、その歌は「インディアンのわらべ歌」というそうな。ならばこれはネイティブアメリカンの登場人物・チーフの物語であったのか。チーフがカッコーで、そのインキュベーターがマクマーフィーなのか。

なかなか、一筋縄では行かなそうだ。

最後、窓を打ち破り(殻を打ち破り)、自由という名の暗闇の中へ消えていくチーフ。その行く手には朝の明るさなどはまったくない。音のないエンドロールが重なっていく。

1960年代(原作発表時)のアメリカというのも踏まえて考えれば、テーマは「自由への道」「拘束・束縛への反旗」ということにはなるんだろう。でも、自由とはなんなのか? 不自由や束縛はどこにあるのか?(実は自分自身ではないのか?) という問いを突きつけられてもいるようであった。

重い映画だった。

しかしジャック・ニコルソン、オレ的には「イーストウィックの魔女たち」とか「バットマン」のキワ物・妖怪俳優のイメージが強かったんだけど、凄い演技者であることが分かった。

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(1) 花園 ユキ -7℃

投稿者: | 2018-12-09

ようやくウチも初滑りとなりました。

しかし寒かったね。しょっぱなから、ゲレンデ駐車場が-7℃、途中の毛無峠が-11℃と、近ごろシーズン中に2~3回あるかないかという低温でした。

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ライプツィヒナハト(再び)

投稿者: | 2018-12-02

札幌交響楽団、第614回定期演奏会。
(11/30の夜公演)

元首席指揮者のポンマー氏が登場、再び氏の故郷・ライプツィヒゆかりの作曲家を取り上げます。

どうも地味感があって気分は盛り上がらないのですが・・・。

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映画のリスト

投稿者: | 2018-12-01

かれこれ20年以上前から細々と書き足している「観たい映画のリスト」があるんだけど、映画を観る趣味がそもそもなくて、リストは長くなる一方だった。それが近ごろ何だか、動画配信サイトでも使って観てみようかな・・・と思うようになった(どこまで続くかわからんけれど)。

観たら、以下にタイトルをアップして行きたいと思います。


★★★:素晴らしい!もっかい観たい
★★☆:いいね!語り草
☆☆:納得。損はなかった
☆☆☆:う~ん?

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「からくりからくさ」 感想

投稿者: | 2018-11-25

梨木香歩さんシリーズ。

染色や織物の世界を通して、唐草模様のように連綿と続き受け継がれ、伝えられてきた、女達の抑鬱と幸福を描く。

染色、機織り、パターン作家、中東にルーツを持つ外国人鍼灸師の4人の若い女性と、1体の人形の共同生活。「おばあちゃん」が住んでいた一軒家を下宿にすることになり、たまたまそこに集まった4人は、実は数奇な運命の糸で結び合わされていた・・・。

オレが読むとどことなし女女(おんなおんな)していて生々しく感じるが、静かな中にも存在の切実さというか生の迫力というかがすごく迫ってくる。凄いお話だと思う。

能面の「般若」は知っていたけど、このお話に出て来る「生成」「真蛇」というのも見ておいたらもっと面白いかも。(例えばここ

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「セブン」 感想

投稿者: | 2018-11-23

デヴィッド・フィンチャー監督、1995年、アメリカ。

久々に「映画のリスト」シリーズです。

なぜリストに加えたかは、例によって忘却の彼方^^;

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