アンチオカルト
「大槻教授の最終抗議」 大槻義彦 (集英社新書)
氏が「いかにしてアンチ・オカルトになりしか」が前半、後半で「占星術」と「血液型性格判断」をヤリ玉に上げる。
新書版で約150ページ。いかにも薄く、言葉足らずの印象である。
ネット(だけではないかも知れないけど)では、氏のヒョーバンはどうも芳しくないような気がする。言ってることはしごく真っ当なんだけど、この言葉足らずさと攻撃性向で損をしているのだろう。どうせやるなら、もうちょっと正面から冷静緻密に取り組んでもらいたいもんだ。
奥付を見ると大槻センセイも72歳。まあしょうがないか…。
占星術も血液型もオバケもUFOも来世も末世も、オレはまったく信じてない。(それで楽しむことはあるけど)
むしろ、たとえば美容・ダイエットや温暖化(CO2)、ある種の宗教、官僚や政治家・既得権者の言うことなど、オカルトや都市伝説の域に達していない、一見もっともらしく見える「日常のウソ」の方がはるかに怖い、というのがこの本を読んで思ったことであった。
メモ:
ユリ・ゲラーのまねをして廊下でスプーン投げをする教授を見て、「早稲田大学にはおもしろい先生がいるもんだ…。」 まったく同感(笑)。
「近年のオカルトブームを見ていると(中略)一種の知的退廃を感じる。」 教育の崩壊、もしくは失敗という指摘は、同感を通り越して寒気がするほどだ。

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