2004/10/17 日

チセヌプリ・謎の敗退

気温10℃、めっきり冷えこんだが素晴らしい紅葉日和の中、またもやニセコに出かける。
今日の目標はチセヌプリである。雪秩父裏の大沼脇から登り、ピークを踏んだ後、スキー場側へ下りる計画。

ところがこの道は、すごい藪漕ぎ道だった。かすかに残る踏み跡、笹の茎などに辛うじて巻かれた登山道のマークを辿って登って行くと、中腹付近で道が完全になくなってしまった。それまではしつこいほどマークがあったのに、突然なぜ?
GPSに従って進む手もなくはなかったが、高さ2m以上の笹藪へ突っ込んで行くのは余りにも無謀ということで、やむなく撤退、もと来た道を引き返した。うーん。25000図には載ってるんだけど、既に荒廃してしまった道だったらしい…(それにしても今年は撤退が多いな…(^^;))。写真は、藪の向こうに遠く霞むチセヌプリである。

まぁ、見上げる紅葉の風景や、雪秩父の硫黄泉(奥にある秘められた「小沼」も発見?しちゃったし)を眺めつつ食べた昼食、そこでナニゲに入浴していたフリ●ンおじさんなど、思い出深い旅だったのではあった。
もちろん、生涯最高(サイアク)な藪漕ぎも、まあいい経験だったし。

2004/09/26 日

本日はヤマノボリ

…だったので、また呑む(^^;)。
はっはっは、もうどうとでもなれー。
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2004/09/05 日

うーーん、定天、無念の敗退

なぜかカミさんが乗り気でないので、初soloで定山渓天狗山(定天)に行って来た。見るからに険しい山容、カクゴはしていたんだけど、どうにもキツくて途中で帰って来てしまった。

だってさ、前を行くおじさまおばさま3人パーティにくっついて行ったら、すごい崖を登り始めるんだもの。これだけポピュラーな山で、ロープもなしにこんな道アリかなあ?、と思ったら案の定、登った先は道なき道。「こっちルート違うんじゃないですか?」と言っても、皆さん構わず行ってしまう。不安に思った私はその場で引き返して崖を下りる。下りてよく見ると、なんとー! 反対側に、滝を巻くように延びる登山道。やっぱりミスコースだったのだった。(皆さんにも知らせたかったが声が届くわけもなし)

結局、この時の急登で頑張りすぎたのが後を引き、登るほどに心臓バクバク。だめだこれは。登っても下りられん。と撤退を決めた次第。「引く勇気、引く勇気」とかつぶやきながら(笑)。

後でその皆さんと再びすれ違ったので聞くと、荒廃した道らしきものや道を示す赤テープの痕跡などはあったが、木の幹に「三本爪」の跡なんかもあったりした(^^;)ので、結局引き返したという。
その後皆さんは、無事頂上までたどりついたろうか?

2004/08/14 土

オロフレは無意根のリベンジ

カミさんの“田舎”へ遊びに行くついでに、その近所であるオロフレ峠からオロフレ山(1230.8m)を目指してみた。

事前の調査通り登りに1時間余、ちょっとしたハイキングくらいのものではあったが、ガケあり急登行あり、変化に富んでかなり面白い行程だった。
そして何より、山頂からの絶景! 雲一つない空の中での360°の眺めは、北は羊蹄から南は駒ヶ岳(!)まで、それはそれは見事なもの。視界がほとんどなかった無意根山の残念を、文字通り晴らしたのであった。

2004/08/12 木

札幌の第二峰

お盆休みを利用して、またまたヤマ行って来ました。
前回、羊蹄山で途中退却したので、今回はちょっとリハビリ気味に短時間で登って下りて来れるヤマってことで、目指すは札幌近郊のヤマスキーのメッカである無意根山(1464m)。

定山渓を過ぎ、230号線から看板に従ってジャリの林道へ入ると、約15分で登山口の宝来小屋へ着く(結構長い・・・)。
行動時間が短いとはいえ、登山道はぬかるみあり、湿原あり、結構な急登あり、お花畑あり、ハイマツ原ありと変化に富んでいてとても面白い。
カミさんも、気温が高くないせいか前回からは想像もつかないほどの快ペース。
我々が登った時のピークはガスっていて視界がなかったり、しかも「山頂」がどこなのか今イチわからなかったりしたけども(^^;)、前後4時間は意外に充実した山行だったのでした。

写真はピークへ向かう尾根筋。冬にはさぞや快適な斜面だろうな・・・と偲ばせるものがあった。
あと、チングルマの群生は恥ずかしながら初めて見た。かんどー。

2004/08/05 木

ムネン! 羊蹄第一次隊、敗退!

東京から三四郎、奈良からIWAさんを迎えての「羊蹄祭」が開催される。平日だというのに(笑)。

前夜からニセコ(半月湖野営場)に入り、おが提供のClassic生サーバーなぞを楽しませてもらいつつ翌日に備えた私たち。

当日は6時、京極登山口から登頂を目指すが、五合目付近でカミさんが体調不良を来し、敢えなく撤退となった。うーん、残念。寝不足のゆえか、はたまた時ならぬ猛暑の影響か(6時頃が一番暑かったもんなぁ)。まあしょうがない、次回次回。

ところで当日は陽射しがカンカンであったが、写真のように羊蹄は傘をかぶっている。後で聞くと、山頂はガスで視界がほとんどなかったそう。次回はお天気に恵まれますよーに。

しかしウチらの都合で京極→半月湖ルートを選ばせてもらったのに早々にリタイアしてしまい、すまんでした>IWAさん、三四郎。

2004/07/19 月

初の「岳」は札幌市最高峰

行って来ました、札幌市最高峰、余市岳(1488.1m)。そして、記念すべき初の「岳」と名の付く山であります。

友人・M姫と3人、向かった先はキロロスキーリゾートの「朝里第一」というリフト乗り場付近の駐車場。1車線のジャリ道のどん詰まりにあるので、本当にこの道は目的地まで続いているのか?と不安になりつつ。

駐車場にクルマを停め、身繕いして登り始める。折しも好天、少々暑いもののそこは北海道、時折吹き抜ける風は飽くまでも爽やか。先頭を行くカミさんのステップもいつになく軽い。
時折現れるドロンコ道、急坂、ジュニアリーダーだかのツアーらしき小学生の群れなどに悩まされつつも、快調に登山道を詰めていく。
約2時間半と、思ったよりも短時間で山頂へ。山頂は陽射しを遮るものがない代わりに、遠くは羊蹄山から近くは定天まで、360度の見事な眺望がある。さっそくシートを敷き、例によってオニギリや酢卵、例の冷凍杏仁豆腐などを楽しみ、余市岳を満喫したのであった。

帰ってからは、なぜか最後にM姫が持たしてくれたサッポロクラシックで乾杯!(さんきうM姫!)
そう、何たってこのために山歩きしてるんだからね・・・(違)。

2004/07/03 土

美しき羊蹄と鏡沼の旅

「北海道に帰ったらまず登ってみたい!」シリーズ第1弾、ニセコアンヌプリ(1308.2m)に登頂した。

ひらふから登るか五色温泉から登るか迷ったが、検討の結果、五色温泉→山頂→鏡沼→道道に出て五色に戻る、というルートを選択。

当日は天気にも恵まれ、深みを増した緑に青空がマブシイ。
さて出発は10:00過ぎ。やや暑いが、風が吹き抜けると目茶気持ちいい。高度が増すにつれ、周辺の景色も美しい。
登りは、岩がゴロゴロしている部分もあったが楽勝で、約1時間半で山頂着。羊蹄もきれいだ。
思いの外キツかったのが下り。滑る時にドロップインする辺りをそろそろと下って行くのだが、クマザサとハイマツ原で登山道は消え入りそうなほど。次第にカンバ系の低木林に入るが、その風景はまるっきりジャングルである。歩きにくいことこの上なく、非常に疲れる区間であった。
それでも「花3」リフトを眺めつつ、冬の風景を思い起こしながらの下りは面白かった。花3乗り場付近で北へ逸れ、再び原生林へ。ほどなく鏡沼に行き着く。人けもなく、ひっそりとしたたたずまいの小さな沼は、何となく深窓の姫様みたいでかわいかった。
そして行程はフィニッシュへ向かう。途中散策道のササを刈るおにィさん等と行き違い(ご苦労様です)、約30分で道道へ。キツネも闊歩する舗装道をてくてく歩って1時間、車を止めたお花畑付近の駐車場に帰着。
約5時間の行程。疲れたけど充実感いっぱいの山行であった。

*
この後、ひらふに棲む金髪の人(札幌から来ていた暇G含む)の家に遊びに行った後、倶知安町の「はれる屋」で早めの夕食。ちゃんと作ってあるハヤシライスは旨かった。

2004/06/27 日

北海道の山第二弾

「藻岩山」で久々のリハビリした後の第二弾は、銭函の春香山(906.9m)である。

里山で予定走行5時間程度は物足りないくらいかと思いきや、なかなかしっかりした山容だったし(標高差も結構ある)、変化も多く、かなりみっちり歩いて参りました。何より「原生林」のたたずまいが楽しいんだよね~。
歩き始めは少々蒸し暑く、ヤブ蚊との闘い。かなりヤったけど、かなりヤラれた・・・。標高を稼ぐほどに、気温も下がる。これが快適。山頂からは海が見えるということだったが、あいにくのガスで眺望はゼロ。でもまあ、涼しい中でオニギリ食って、かなり満足して帰って来た。
今夜のビールも旨かった~~。

※写真は、山頂下の山小屋・銀嶺荘前でのカミさんの勇姿。MILLETのザックとちゅーちゅーシステム((c)あき=プラティパスのドリンクシステム)が本日デビュー戦。先日購入した登山靴とともに、かなり快適だったようすである。よかったよかった。

2004/06/04 金

北海道山遍歴、始まる

春の訪れとともにギックリ腰をやってしまって、長らくお預けとなっていた山歩き。本日、ついに解禁となった。

移住後の手始めは何と言っても札幌のシンボル・藻岩山(536.8m)でしょ。
カミさんはすでに4回目、「ライフワーク」と称するほどになっているが、HYはン十年ぶり、自分の足で登るのはもちろん初めてである。

住宅地の奥にあるお寺と病院の間の駐車場にクルマを停め、登山道に入ると、もういきなり原始林! さすが北海道な世界が広がっている。気候はやや蒸し暑いものの、時折吹き抜ける風は飽くまでも爽やか。よく整備された登山道も歩きやすく、登り1時間ちょい、下り50分ほどの山行は「リハビリ」にはもってこいの運動なのだった。
またいい汗かいた~。ビール旨かった~(笑)。

※写真は原始林をバックに「三番」のお地蔵さん。頂上まで三十二のお地蔵さんが鎮座しているのが、道しるべともなって楽しい。
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