(1) 大設計!

「できあいのもの」は高そうだし、ぴったりなのはそもそもありそうにないので、ユニット式の組み立てキットを探すことにする。
まずはクルマの後部荷室やスキー/スノーボードの寸法を採り、勝手にイメージをふくらませながら「設計図」を描く! 左図は、紆余曲折の末たどりついた取りあえずの最終形。素材は、よく洗面台の下を通っているような灰色のビニールパイプのようなものをイメージしている。

(2) 材料購入

いざホームセンターに行ってみると、まったくイメージ通りのがあるではないか! ただし、パイプは金属にプラスチックコーティングしたもの、ジョイントも少々立派すぎて、オーバースペックな気がしないでもない。でもまあ、金属パイプなので補強構造も少なくて済むし、部品一つひとつはリーズナブルな価格なので、とにかく即決。
これは矢崎化工(株)の「イレクター部材シリーズ」というやつである。パイプ、ジョイント、接着剤などを合わせて約7,000円。このほか滑り止め用の部材やナイロンベルト、荷止めゴムロープなどを買い込み、〆めて約10,000円といったところ。
並べて写真を撮ってみるとプラモデルみたいだなあー。男のコとしては、妙にキブンが盛り上がって来る。

(3) 部材ごとに接着

ベランダに出て部材を接着していく。今日はお天気がよくてよかったなぁ〜。
接着剤はなにやら有機溶剤。パイプとジョイントの隙間に垂らすと溶着するタイプであり、一度くっついたらはずれないというので結構ビビる。接着の順序や角度など、大いに気をつかう。
一カ所乾くのに約15分ということだが、まずはこっちを着けて乾かし、次にこっちを…という具合で、つごう2時間くらいかかったか。


(4) ここが工夫の見せどころ?

部材が「灰色のビニールパイプ」だったら気にする必要もなかったのだが、一応金属パイプということで、ソールと直接当たるようにはしたくない。というわけで思いついたのが、塩ビのホースである!
パイプよりやや細めのを買い、寸法に切ってカッターナイフで切れ目を入れる。思ったほどすっきりピタリとは収まらなかったが、我ながらなかなかいい思いつきであった。

(5) 完成!

ご覧あれこのできばえ! 上の設計図と同じではないか。。(笑)
(6) 愛車に搭載

ブルーシートは従来より使っているものだが、その上にドンと据え、両側からナイロンテープを引き、車内に固定する。
これでスノーボードが2枚(最大4枚)、スキー板が2セット積めるはず…である。また上部の隙間を利用して、ストックや雪かき棒などが載せられる。横棒には「Sカン」がついていて、濡れたものなどを引っかけておけるようにしてある。
ともあれ満足のいくものができた。嬉ちい。