●育成牧場(いくせいぼくじょう)

若い馬の育成を主眼とした牧場。
高度な競走能力を要求される競走馬にとって、生まれてからレースに出るまでの約2年間の育成期間は、充実した馬体と競走に対する気性をつくる点で特に大切である。しかし日本の牧場は小規模で、生産だけでなく育成のための施設(牡・牝駒別の放牧場、追い運動用馬場等)まで備わった牧場は限られている。そこで生産地では、個々の牧場が共同で若駒の育成調教の場を設けるようになった。これが育成牧場である。
JRAでも、日高、宇都宮にこの育成牧場を置き、同会が購買した「抽せん馬」の配付までの育成を行なっている。また、函館・福島・宮崎の各競馬場でも、同様の育成業務を行なっている。

生産牧場(せいさんぼくじょう)

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