馬券の公式名称。
ただし明治時代には「馬券」の方が公用語であり、一般には「あな札」「賭け札」と呼ばれていた。「勝馬投票券」というのは大正12年の競馬法制定の際に用いられた法律用語で、そのまま現在に至っている。
・明治21年…日本レースクラブ主催の横浜競馬で1ドル馬券を初めて発売
・明治38〜41年…馬産奨励のため、馬券を黙認した時代
・明治41〜大正12年…弊害除去のため馬券を禁止、その代わり補助金を交付した政府助成競馬時代
・大正12年〜…勝馬投票券を法律で許可
この間、競馬法の対象とならない地方競馬では「優勝馬投票」という投票券つき入場券を発売
・昭和6年…複勝式の導入
・昭和21年…1人1枚の発売制限の撤廃、払戻限度を券面金額の100倍、種類制限の撤廃
・同年…地方競馬法の公布、公認競馬と同様な勝馬投票券の発売が許可
・昭和23年…単勝式、複勝式、連勝式の3種類が法律上明記
・昭和24年…第一レースから第三レースまでの1着馬を連続して的中した者に払い戻す三重勝式を発売
・1962年…的中率を高め、かつ射幸心の加熱を避けるため三重勝式を廃止。単、複、連勝単/複の4種
・1963年4月6日〜…中山、京都開催から8枠制連勝複式始まる
・1969年…中央競馬全競馬場で8枠制
・1995年…中央競馬馬番連勝複式を導入
・1999年10月2日…1・3着、2・3着も的中とする通称「ワイド」導入
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