競走の際に馬に乗り、御する者のこと。
屋根(やね)、鞍上(あじょう)、乗り役(のりやく)ともいう。
戦前は、調教師の門を叩いて修行し騎手となっていったが、戦後は調教師のもとで修行した者が一週間ほどの講習を2、3回受講したうえで騎手免許試験を受け、それに合格した者に免許が与えられるといった短期講習制度(1948年から)と、日本中央競馬会馬事公苑で募集する2年過程の講習を終了してから騎手免許試験を受け、それに合格した者に免許が与えられるといった長期講習制度(1950年から)に分かれていた。しかし1982年、馬事公苑白井分苑の地に競馬学校が作られてからは、競馬学校で3年間の過程を終了した者のみが騎手免許試験を受けられる、という制度に一本化された。
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