●挫跖(ざせき)

走行中に後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけた時、あるいは石などの硬いものを踏んだ時などに、蹄底におこる炎症(内出血)をいう。
肢勢の悪い馬、蹄底の浅い馬、時として踏み込みの良い馬に発症しやすい。
一般に前蹄に多く発症(約70%)し、蹄に熱を持ち、重度の跛行(はこう)を呈する。
かって五冠馬シンザンが踏み込みが良過ぎてこの状態になったとき、武田文吾調教師が考案した『シンザン鉄』は有名。

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