焼烙(しょうらく)療法のことで、慢性の腱炎、腱鞘炎、飛節内腫、骨瘤、関節炎などの治療に主に利用される。
馬の体表に火熱を応用して急性充血を起こさせ、その刺激、消炎作用などにより治療効果を期待する。
患部によって白金製の、数種の形の先端を取り替え、アルコールまたは電気によって熱したものを、主に点状に一定の間隔をおいて当て、真皮膚を突き抜けないように焼く療法であり、3日から1週間の間隔をおいて、5、6回が常識とされている。
パドックで注意して見ると、ときどき膝の下などに点々と焼いた跡をみることがある。
→戻る