ゲド戦記ノート(その後)
2008/07/14 月 17:27
HY
こ、これは…。
思っていたよりさらに酷いですね…。
1シーン1シーンを見る限りは、さすがジブリという感じで美しくもあり、ごく一部に「ここは気合い入れたな!」というアニメーションもあるんですが(レンガが崩れる場面とかね)、お話がまぁ酷い。
エピソードはブチ切れで、常に「え? なんでそうなるの?」のテンコ盛り。つじつまもへったくれもありません。テンポも悪く、ストーリー運びも場面展開も鈍重の一語。すべてにおいて説明不足で、「真(まこと)の名」とか「影」や「竜」の正体とか「肌の色」とか大切なキーワードも一向に立ちません。期待の「テルーの唄」もあまりにも唐突で、萎える以前にどっちらけです。目を背けたくなりました。
そもそもテーマ(この映画を通して描きたかったこと)はなんでしょうか? 原作にあるような存在の切実さ? アレンの成長(救済)物語? 「均衡」を取り戻すための勧善懲悪? アレンとテルーとの触れ合い? どれだとしてもまったく中途半端。
敢えて言えば「父殺し(吾朗君による駿氏殺し)」かも知れませんが、説得力はゼロです。
ただの「絵」です。
優秀なジブリスタッフ見殺し。
いや、絵があるぶんこれから「Earthsea」シリーズを読む人をミスナビゲートする(ひいては文学の宝を不当に貶める)犯罪的行為とすら言っていいのではないか。
やっぱ見るんじゃなかった。
*
前に書いた時には、原作との関係で考えていた自分でしたが、原作と比べるのは、あんまり意味ないですね。「映像化の時点ですでに原作からは離れている」んだし。
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