神々のWeb3.0

2009/01/05 月 15:52
HY


imageで、図書館で予約したんだけど、受け取ってまず「ぎゃっ」と思った。光文社ペーパーバックスというシリーズの本だったからだ。

このシリーズ、欧米風のペーパーバック体裁だったり横書きだったりするのはいいとして、本文に時々横文字が混じる。キーワードの訳語が入っているのだ。アメリカ語を覚えろっつーことかい。単語だけぽろっと出しても意味ないと思うし、いちいち思考が途切れちゃって不快なだけなんだわ。

それ以外にも、「2.0」の定義が決まっていない中で「3.0」もないべさ、とか、題名の「神々のWeb3.0」が併記のアメリカ語タイトルでは「The Gods of Web3.0(Web3.0の神々)」となぜか逆順になっていて、アプローチが情緒的すぎるんでないのか、など読み出す前から違和感テンコ盛りなんである。
(なんでそんな本を借りるんだよ(笑))


ま、気を取り直して本の内容の話を。

一応書中では、次のように定義されている。
Web1.0 -> ブロードキャスト(放送)型
Web2.0 -> ネットワーク効果(集合知)
Web3.0 -> 人間関係の解析(ソーシャル・グラフ)とカスタマイズ世界

1.0はWebブラウザが作り、2.0は検索(グーグル)が作った。さて3.0を作るのはなにか?(少なくともその担い手は「神々」であろう) という話であり、そうした文脈の中で、「3.0」の萌芽…現在のWeb界で生まれて来つつある諸現象(SNS、ユーザ発コンテンツ、セマンティックWeb、モバイル・オープン化、メタバース(サイバースペース)といったキーワード)が語られる。

読んでいて、TVはもう要らないという辺りは同感だが、例えば「SNSの3D化」や「人間関係を勘案した広告」などは「要らね†」、「キモ†い」サービスでしかなく、既に自分のニーズにはない領域のデキゴトなのである。

[7] beginning... [9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< (13) ヒラフ -2℃ 曇
ケツ痛対策 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]