「ハイエク」

2009/03/03 火 16:53
HY



アイケイダ氏は、ハイエクの出自やケインズとの対立、主張の骨格や変遷などをひもときながら、インターネット(分散自律)時代である現代、さらに未来へと進むためには、今こそハイエクに学ぶべきだという。
そして、日本の官僚機構のムダ、知的財産権の欺瞞、電波やインターネットを行政や大企業が主導しようとすることの見当外れ、派遣など労働者施策の間違いなどを指摘する(これらはいずれも、既得の権益構造が社会を恣意的に規定しようとするものだ)。氏がいつもブログで主張している中味だ。

こうして見るとこの本、近代経済学の概観、ハイエクを通した現代†未来の捉え方について勉強になるばかりではなく、アイケイダ氏の入門書としても好適、ということになるだろう。

*
…とエラソウに書いているが、経済学の素養がまったくないオレ、実はよく読めていない(^^;)。
とてもいい勉強になりそうなので、少し時間をおいてまた読み返してみようと思う。

[7] <<
comments (0)
trackbacks (0)


<< 羊蹄山雪崩遭難
ひと粒で二度おいしい >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]