「本当に江戸の浪人は…

2009/04/10 金 12:59
HY


前の本から続いたのはホンの偶然で、江戸づいているわけじゃありませんよ。

江戸の「仕事事情」を通して庶民生活がどんなだったかを紹介する本なので、前の本とかぶる部分はけっこうあります。意外にゴミや廃材を川などに棄てるヤカラがいた、という前の本と様子が異なる指摘もあって戸惑うのですが(笑)。
もちろん、その辺は実際に行ってみなけりゃわからんことであって、一冊本を読んで書いてあることを鵜呑みにしちゃいかんというところでしょう。

ちなみに、そういう廃材を探して回収する湯屋のかまたきのような職業があったということもちゃんと書いてあります。

さて最初の話に戻ると、その「傘張り」も新品を作っていたというよりは古骨を再利用した張り直しが多かったということで、やっぱりリサイクルの一環だったようですね。意外に熟練を要する仕事で、甲賀(もと忍者ですな)屋敷などに上手な(手先が器用な)人が多かったとか。

このほか江戸の人気就職先は湯屋だったとか、ふんどしのクリーニングが意外といい商売だったとか(裏技も含めて)、「100円ショップ」や「コンビニ」(に類する商売)もちゃんとあったとか、なかなか楽しい本でありました。

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