音楽の庭
2009/05/31 日 20:09
HY
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さて、こっからは筆のすさび(笑)。
武満徹氏といえば、時々サントリーホールのパティオでお見かけすることがあった。小柄で細くて、でも頭は大きくて、失礼ながらマッチ棒みたいだと思った。精神が肉体を消費しているのか…って感じだった。
image当時の演奏会プログラムが手元に残っている。1986年10月15日からの、オープニングシリーズ「国際作曲委嘱シリーズ」という。サントリーホールの開館が1986年10月12日だというから、まさにこけら落としシリーズを聴きに行っていたわけだ。
武満氏監修のこのプログラムは、翌年2月まで5回にわたって行われ、武満氏のほか、ヤニス・クセナキス、尹伊桑(ユン・イサン)、ジョン・ケージ、シルヴァーノ・ブソッティという錚々たる作曲家の世界初演を含む作品を東フィル、日フィルなど在京オーケストラの演奏で聴かせるものだった。
内容はほとんど覚えていないけど、武満氏の「ジェモー」や尹氏の「交響曲第4番」が面白かったイメージが残っている。
このシリーズとは別に、同年11月1・2日両日に行われた「小澤征爾と日本の作曲家たち」というのもある。(右画像)
なんと…武満氏の「ノヴェンバー・ステップス」がここに含まれている。この曲をナマで聴いたことがあったとは…今のいままで忘れていた。(ちなみにレコードは持っている…小澤-トロントの、トゥーランガリーラとのカップリングだ)
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