太陽を曳く馬(読了)

2009/10/15 木 18:05
HY



おかげで歯がぐらついて、今日、歯医者へ行って来たのはあまり関係ないと思うが、読解力の危機、いやマイッタなのである。



なお、太陽を曳く馬とは、アポロンが太陽を乗せて曳いた馬車馬である。アポロンの息子が、自ら太陽神の子であることを証明しようとしてその荒馬を曳き出すが、かえって街を焼いてしまい、ゼウスの雷によって撃ち殺されてしまう。そんな話がギリシア神話にあるという。

作中では、そのように呼ばれている原人の洞窟絵(実在するのかはわからない)を、人間の原初的な描画衝動のモチーフとして使ったようである。

その絵そのものが象徴であるとともに、「息子」が曳き出した「人間の中にある荒馬」的なものを暗示したタイトルなのかなと思う。

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