未来のA代表
2010/06/21 月 13:19
HY
著者は、指導する中で子どもたち(選手)の次のような姿を目撃する。
待ちの姿勢。
プレーに対する考えのなさ。
生活面のだらしなさ。etc。
そしてこれらは一人サッカーのみの問題ではなく、リーダーが不在である、判断力が不足している、社会的責任感が欠如している、といった日本の問題点とどこか通底しているのではないか、という。
これらの要因のひとつとして著者が考えるのが、「言語技術」の不足である。
もちろん、言葉のできる/できないが問題なのではなく、明解に言語化できるほど考え、論理化しているか、できるか、ということである。
ある局面でどのような判断をするか、なぜそのプレーを選択するのか、どのように相手(チームメイトや教えている子どもたち)に伝えていくか…。
子どもたちのみならず、指導者にも、その原因・理由・根拠などを明確に言語化し、伝達する能力が必要である、とする。
JFAアカデミーでの実践例を交えつつ、そのことの重要性と解決へのステップを示したのがこの本である。
学校サッカーやトーナメント戦など、日本のサッカーにとっての弊害に触れている点なども含めて、面白い本だった。
ところで本の中に、サッカーの歴史を語るくだりがある。
その原型が生まれたのは、日本でいうなら鎌倉時代とかである。娯楽の要素もあったかも知れないが、村と村同士のいさかいの調停などのために行われた。村の入り口の門をゴールとし、そこへボール(牛の膀胱とか)を通せば勝ち。ボールが来ていない場所では殴り合い・蹴り合いなども起こりがちで、死者も出たという。
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