イルカをめぐる冒険
2010/08/19 木 20:46
HY
ショービジネス(欧米の水族館)に生きたままイルカを売れば1頭150万ドルになるという話には、喰うため以外にも捕ってるんだと驚いたし、学校給食にクジラ類をというなんだか利権くさい動きもあるようで(前出の「水銀」も、実はこちらの文脈の話である)、背後ではなにかが動いているのかも知れない。
そもそもなぜ日本は(IWCでクジラ類が水産資源を食い荒らしているという強引なデータを持ち出したり、あまり裕福でない漁業国をカネで抱き込んでまで)捕鯨を続けたいのか。
映画では「帝国主義の残滓だ」と言っているが、この説明はのどかすぎて笑いも出てこない。
前にクジラの本を読んだ時にも思ったように、なんらかの「事情」が絡んでいるには違いないのである。
いろいろ考えていると、映画の言っていること、政府や報道が言っていること、地元の人が(外向きに)言っていること、どれが正しいのかはよくわからなくなってくる。
ある意味ではどれも正しく、ある意味ではどれにもウラがあるんだろう。
真実は行って見なければわからない。
※1
この日本語のテロップは誰が入れたんだろう? 配給会社が批判を恐れて入れているという説があるようだけど、仮にそうだとすると、エクスキューズの域を超えて映画のテーマを不当に歪めていると思う。
※2
エントリに関連して調べものをしていたら、興味深い記事を見つけた。
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101000893.html
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