山は因果な
2006/10/03 火 18:24
HY
ジンセーとは何か…みたいなことは若い頃はよく考えがちだけど、普通はだんだん、形而上的な悩みより現実世界への関心の方が大きくなって来て、そういう問いはいつか忘れてしまう(とゆーか、どうでもよくなる)。
感受性そのものが鈍ってくるということもあるだろう。
でも時には、そういう感性を忘れ得ない人がいて、つい冒険に出ちゃったりするわけだ。
は、ついに居ても立ってもいられなくなって、北海道の“背骨”を厳冬期に歩き通してしまった著者の記録である。
冒険野郎、さぞや強靱な精神と体力で困難に立ち向かう…!みたいなシーンの連続かと思いきや、意外に逡巡と懊悩の記録であったりする。なんのために歩くのか…いい歳してこんなことしてていいのか…風雪イヤだ、雪庇怖い…そんな率直な吐露に対しては、いわゆる“女々しい”みたいな形容さえ思い浮かぶ。
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