山は因果な
2006/10/03 火 18:24
HY
そして襟裳を発って五カ月。宗谷岬へ着いた著者の心に訪れたのは、達成感でも満足感でもなく、ただ虚脱感だった…。
ゴールに何かがあるのではなく、歩くことそのものが目的である。
というのは、すべての山行に共通する気分ではないだろうか。
どんなに道が険しくても、文字通り死ぬ目に遭っても、頂上(ゴール)に立った途端に心は「次」を向いている。
著者はあるとき夢に見る。
誰かが「死に場所を探しに行くみたいだなぁ」と言った。
「いや、生きる場所を探しにいくんだ」と、僕はしっかりと言い返した。
つくづく因果な趣味だよなぁ。
*
続いて、カミさんが同時に借りてきた「エベレストママさん」を読了、「ミニヤコンカ奇跡の生還」も開いたら読み始めちゃったんだけど、まぁーとにかく人が死ぬこと死ぬこと。墜ちては死に、雪崩に遭っては死に、果ては自身が両の指や足を失ってもまだ山をやめられない。
因果だァ。
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