競馬での、馬への乗り方のひとつ。 鐙(あぶみ)を短くして、膝(ひざ)を前に出し、尻を鞍から離し、前傾姿勢で追う騎乗フォーム。木の枝に猿がまたがったように見えるところからこう呼ばれる。 馬が走りやすいバランス位置を保つことができるのが特長。 1890年代にアメリカのトッド・スローン騎手が考案したものだが、日本で一般化したのは戦後になってから。それまでは「天神乗り(てんじんのり)」(長い鐙(あぶみ)で尻を鞍につけて上体を起こす乗り方)が主流だった。
→天神乗り(てんじんのり)
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