フカーツ
2007/06/23 土 22:50
HY
第一楽章のハチ切れるような緊張感。中間緩徐楽章やスケルツォの軽くも麗しい響き。終楽章の巨大な総奏。そして、前回も書きましたが全編をちゃんと流れている音楽。横顔で見るとまるで花王の月みたいなアルトのお姐さんの深い声も素晴らしかった。
この曲、派手で一見わかりやすくて効果的に思えるけど、実はすごい難しい曲ではないかと思う。下手に演奏すると、たぶん全体のまとまりがすぐに崩壊して、何やってんだかわからなくなるんじゃないんだろうか。確かな解釈と指導力が要求されるだろう。
尾高センセイ、この辺をキッチリと構成していて、実にいい曲に仕上げてくれたと思う。
敢えて不満をいえば、マーラーってもっと、くそアクが強い作曲家だと思うんだけど、演奏がキレイすぎて、そのアクは表に出ていないような気はした(札響に限らず日本人では難しいのかもしれない)。札響の澄明な響きは、ドイツよりやっぱシベリウスとかかもなー。次はシベリウスがかかったら聴きに行こうっと。
それはともかく。
CDなどを聴いているだけではよく見えないバンダの意図や、1楽章と2楽章の間(作曲者が「5分以上休みをおくこと」と指示している(参照))をどう演出するのか、というあたりも含めて、大いに楽しませてくれました。
札響大丈夫なの?なんていうエラソウな心配を、いい意味で裏切ってくれましたね。こんな演奏聴かされたら、ハマっちゃいます。
札幌はいい財産持ってるよ†、ほんとに。
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