新聞の退潮
2008/01/21 月 15:16
HY
もうひとつ思い出ささるのが、昨年10月の「朝日・読売・日経がネット関連で業務提携」というニュースである。
まさに呉越同舟もいいところなのではないか?
本書の中に、興味深いエピソードが載っている。2006年初頭の雑誌上で、ナベツネ氏が朝日の論説主幹と対談をしたという。その中で氏、「朝日と読売は生き残らなきゃいかん」と言ったとか。他はつぶれてもいいと読める…と著者。
この期に及んで生き残り…いや、さらなる覇権を目指すのが二大新聞+日経の野望だというのだ。
では毎日新聞以下や地方社といった二線級社は座して沈むしかないのか?
著者は、最適解は「第三の極」を作ることだとして、最後にドラスティックかつ美しい解決法を提示している。
- 二線級社の業務提携による大幅なコストカット。(取材、印刷、販売の一元化)
- コンテンツ品質の向上。(日々のニュースは共同化し、長いテーマを追う)
- ITへの最適化。(現在の大規模マルチ出力型ではなく、小規模テーマ特化型のビジネスモデルに変える…オレが知っている範囲で想像されるのは、例えばtelemarktips.comのような専門的なニュースサイトの集合?)
つまり、旧来の新聞の概念・体制を根底から改めよ、という内容である。
理想的ではあるが、これらの“美しい”ソリューションは、各社のメンツ(企業文化)や拡大再生産の発想(守旧派の抵抗)がネックになって、まず実現はしないだろう。
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