オシムの言葉

2006/07/07 金 09:02
HY


image[オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える]
サッカーW杯ドイツ大会が始まる前、日本は1分2敗で予選敗退と予想していた。得点はせいぜい2点くらいとも。
いや、別に自分の予想が当たったとか慧眼だとか言いたいわけではない。

asahi.comの「WEB投票」を見ても、日本が予選を突破できるとした票が318だったのに対し、突破できないは1,098票に上る。この手の投票は希望的観測に流れがちであるにも関わらず、5人に4人は「日本は勝ち抜けない」と考えていたことになる。
日本の実力はそんなところ…とみんなが薄々考えていたのではないだろうか。

対して、マスコミや識者の見通しはどうだったろう。予選突破はやばいとか負けるとかキチンと予想した評論家が何人いたろうか。「きっとこうできる」「こうすれば勝てる」「相手のここが弱点だ」という論調ばかりではなかったか。
マスに向かってあまり悲観的なことを言いたくない…その、言う方も言われる方も「なあなあ」な甘えの空気。

そして結果を受けるや、川淵・ジーコバッシングや戦犯探しの嵐が巻き起こる…その素人臭さ、イマジネーションの単純さ。

それが結局、今の日本のサッカーだし、日本そのものなんではなかろうか。(もちろん自分もそこに含まれている)

*
新しい日本代表監督に内定したイビツァ・オシム氏は、この本を読む限り本当に戦争(家族や隣人の生死)との板挟みの中でサッカーをやって来た人だ。
指導する言葉のユニークさ、鋭さが読めるかと思って興味を持った本だったが、遙かそれ以上の内容が書かれていた。

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