AFM(空軍博物館)について | |
さて、このへんがK氏のいいヤツなところ、こういう土地柄でオレが無聊をかこっては可哀想と考えてくれたのだろう、週末にいくつかのイベントを考えてくれているという。この週末は、コロンバスの南西約120マイルのところにあるシンシナチまで、NFL(プロフットボール)の試合を見に連れて行ってくれた。
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土曜の朝は快晴。まさに雲一つない・・・である(オレが晴れ男であるのは非常に珍しいのだが)。 朝から出発し、まずは隣の市であるデイトンへ。 途中、ファクトリーアウトレットの店があるというので立ち寄る。着いてみると、店どころかショッピングセンター、いや平原の中に現れた一つの街、って感じさえする。これ全体がアウトレット店の集まりだというから呆れる。そしてまた羨ましい。 結構長居をして(K氏は気に入ったポロのシャツ類が買えてご満悦、オレは貧乏旅行中なので、あれこれ欲しいのをグっと抑えてナイキのベースボールキャップを一ツ買う)、デイトン方面へと向かう。
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次いでAir Force Museum(空軍博物館)。ほんまもんの戦闘機がゴロゴロと置いてある。 しかし、こっちは博物館ばかりでなく美術館でさえ、写真を自由に撮れるんだよね。いいことだと思われる。
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ホテルに投宿する前にまずメシだ。かねてからK氏が自慢げに「バケツいっぱいの牡蛎が食える店がある!」と言っていたのを探すが、どうも見つからない。最終的にK氏が「確かにここだった!」という場所には、確かに建物はあるが人影はおろか看板もない・・・どうやらツブれてしまったらしい(笑)。 さらにK氏ウロ覚えのインド料理店を探すが、これまた見つからない。 仕方がないので、目についたRed Lobsterに入った。
ホテルである。 この夜のHampton Innは、日本ならミドルクラスとおぼしき立派なものだが、2人1部屋で70ドル程度と安い。しかも近くにK氏が勤めるH社の工場がある関係で、K氏にはさらに割引があるという。んー、大企業がこんな時には実に羨ましいことである。
さて首尾良く部屋が取れ、チェックイン。
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NFL(プロフットボール)について | |
翌朝。ホテルでコンチネンタルな朝食を取った後、一路南下。 シンシナチではまず駐車場を探し、ダフ屋を探す(笑)。残念ながら正規の予約は一杯で取れなかったのだそうだ。ちなみにK氏は昨年、やはりNFLを見に来てダフ屋を使ったまではよかったが、買ったチケットが盗品であることが判明。事務室までひっぱられたそうである。彼が言うには「今度は白人のダフ屋を使えば間違いはないんじゃないか」だそうである…アメリカは深い。
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ちょっと早めに着きすぎたせいか「売り」の方は余り出ていなかったのだが、出会った白人と交渉。定価38ドルの席が100ドルという。3倍近くとはちと散財だが、いい席だということで購入。 後で気づくとそれは試合をただ見るには確かにすごくいい席だったが、アウェイチーム(Pittsburgh Stealers)の席。オハイオ州滞在者としてはホームチームであるCincinnati Bengalsを応援したいところだが、にわかにわしらもピッツバーグファンとして振る舞うことに決定。(周り中ゴツい体のピッツバーグファンばっかだし) 街は日曜ということもあって、フットボールファンとダフ屋以外はほとんど歩いていない。しかし、街行くファンは老若男女どれもこれもいずれかのチームのユニフォームや、チームカラーやロゴの入ったものを身につけていて、どちらのファンであるかが一目でわかる。同じチームのファン同士が気勢を上げたり、敵同士が「負けるものか」「なに、くそ」と目配せしたりしている。特に今日は相手が、なにかとライバル視し合うらしい隣州・ペンシルバニアのチーム。近いから(と言っても車で数時間はかかるが)アウェイのファンも大勢来ているし、ホームのファンも気合いが入っているようだ。 |
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K氏曰く「アメリカのプロチームのファンは、みんな阪神ファンみたいなもんですよ」。この辺が実にアメリカ、「地元のプロチーム」を人生かけて応援するんだもの、盛り上がらない訳がない。それを受けて試合すりゃー、それは白熱するわけである。こんな雰囲気ははちょっと羨ましくなる。
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そして「シナジー・フィールド」スタジアムの席に着く。ゴールの斜め後方、前から10番目くらいの席。実に素晴らしい! フィールドのペイント、プレイヤーのユニフォーム、真っ青な空。それはそれは美しい眺めに、早くも酔いしれる。
試合は途中までは淡々としたムードだったものの、地元シンシナチ・ベンガルズが土壇場で逆点。図らずも敵応援団席の真ん中にいたわしらの複雑な気持ちを後目に、接戦をモノにした。
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