staying in OHIO, USA 1998 (solo)



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拠点…K氏宅の立地について
右側2階がK氏宅 学生時代の友人・K氏を頼って、オハイオ州コロンバスに身を寄せた。

オハイオ州は五大湖(中んづくエリー湖)の南に位置する。アメリカではこの辺りを「中西部」と呼ぶらしい。コロンバスはそのほぼ中央に位置する州都であり、人口は100万を数えるという。典型的な中堅どころの地方都市、といったところだろうか。
「田舎ですよ〜」と言ってK氏は笑うが、なるほどNYやLAに比べるとのんびりした素朴な空気が漂っている気がする。

K氏宅はその北西、郊外のダブリンという街にある。隣にショッピングモールがある閑静な住宅区画。まるでゴルフ場のように整備された芝生や、宅地造成の際に掘られ、今は噴水のある池となっている窪地などがある非常ぉぉーに美しい敷地に、木とレンガで作られたこれまたとても美しいコテージ風の建物が立ち並ぶ。それがいわゆるアパートメントなのだという。

アパートメント群の一角にある一つの建物の階段をとんとんと2階へ昇って行くと、K氏宅の、なぜか渋くて押し込んでも入らない鍵(コツがあるらしい)がついたドアに行き着くのである。

住環境について
ドア付近。四角いのは暖炉(!) ドアをあけると、まず広いダイニングキッチンが迎えてくれる。坪の感覚がまるでないオレであるが、50m^2(約30畳??)くらいの広さがあろうか。壁が四方八方真っ白く、また天井が高く、思わず口をあんぐりと開けてしまう麗しきアメリカな住居である。床にはふかっとしたカーペット。靴は脱いで上がる(上がると言っても、床のレベルは玄関と一緒)。米国人にも靴を脱いで暮らす人がある、とK氏が説明してくれる。

そこはなるほど男の一人暮らし、とても愛想がたっぷりとは言えないのだが(笑)、しゃれたルームライトやソファ、さりげに飾られたアンティークのアイロンや扇風機、昔のオハイオ州のナンバープレート、そして壁のCDジャケット等々のディテイルに住人のセンスが感じられる、非常に住み心地のよさそうな室内であった。

キッチン奥にある洗濯スペース K氏が早速、生活品のありかや室内ファシリティの使い方を教えてくれる。
台所(生ゴミを砕いてそのまま下水に流してしまうというディスポーザにはびっくり)、洗濯所(巨大な洗濯機と乾燥機!)、全自動皿洗い機(うるさいから使っていない、らしい)、そして大きな冷蔵庫の中の大きなオレンジジュースや水や冷凍食品やピクルス等々である(日本の味噌やメンマの「やわらぎ」、それになぜか「夕張メロンカルピス」などもあったが)。

そして廊下を通って次の間である。まずは洗面所。まるでホテルのようである。シャワー室や洗面台など設備はもちろんだが、タオルなどのかけ方も、ちゃんとおしゃれにしてある。

書斎である 右に行くと、K氏の「書斎」になっている。これが約20m^2(って12畳くらい!?)。
マホガニー製…とは行かないが大きなデスク(日本に持って帰りたいのだが、デカいんですよねえ…とK氏)があり、その上にMacintoshの15インチディスプレイが乗っていて何だかカワイイ。部屋の一角にリーチイン式のクローゼットがある。また別の一角に簡単な物入れがあり、K氏はそこを本棚にしていた。Mac関係の日本の雑誌(そんなもの持って来たんかい(笑))、書籍、そしてバリバリ伝説、万歳ハイウェイを始めとするマンガ本!(笑) 懐かしい…(日中暇だし、某日1日かけて全部読破してしまった(^^;))。
ここまで壁はすべて純白。実に何というか・・・お城のようである(日本人的な貧しい感想だが…(^^;))。

廊下からK氏の寝室を見る 再び廊下を渡って反対側の部屋は、K氏の寝室である。やはり20m^2くらいあるのだろうか、ゆったりした空間にベッドだけが置いてある。
そしてここにもリーチイン式のクローゼット、もう一つドアがあり、これがさっきの洗面所に通じて・・・あれ? 違う、洗面所がもう一つあるんだ! それが寝室専用の洗面所。もちろんトイレ等も一式ついていて、K氏は普段からこちらを使っているそうだ。
「さっきの洗面所は初めて使うんですよ。HYさんが来るっていうんで急遽シャワーカーテンを買って来て・・・」 うへえ、重ね重ね感謝!

とにかくまあ・・・K氏曰く「この区画の中では一番小さいんですよ」というアパートメントなのだが、溜息が出るほど羨ましい、広くて麗しい室内なのであった。


これが!?ソファベッド

「HYさんの寝床はここね」と指さされたのが、ダイニングのソファ。
「お、この大きな居心地よさそなソファに寝るのね」と思ったら、いきなりK氏はそのクッションを外し、ぞろぞろっと“ジャバラ状の内臓”を引き出し始めた。なんとそれが日本で言えばダブルサイズ級のソファベッド。いや御の字どころか、望外の待遇なのである。Kクン、ほんとにありがとう・・・(涙)。

周辺の様子について
「群れ」が…(^^;)

周辺に芝の緑や池が多いことは書いたが、その池には、秋には渡り鳥がやってくる。それが、まるで白鳥ほどもある大きな鴨(?)で、しかもそいつらが全然物怖じしない。人間が近寄っても、車が近づいてもまったく逃げず、舗装路を悠然と行進している。

芝刈りの手際!

芝や池の他の部分はきれいに舗装されている。管理された清潔な敷地内である。
夕方になると、ローラーブレード、ジョギング、犬の散歩などゆったりとした生活がかいま見られる。

時折現れる芝刈り業者の青年は、カート状の乗り物に乗って芝を刈る。それもものすごい勢いで、特に木の周囲を刈る時の呆れるスピードなどは見ていて飽きない。

コロンバスのダウンタウンについて
レッカー移動されているところ(^^;) ついでに、コロンバスのダウンタウンについて少し書いてみよう。

downtownはそのまま訳せば「下町」だが、ニュアンスはちと違う。住宅地のuptownに対して、仕事をしたり繁華街があったりする街の中心部をダウンタウンという。アメリカは各都市に、シンボルとなるような塔や高いビルがにょきにょき建つダウンタウンを持っている。

で、コロンバスのダウンタウンはというと、州都というのにどこか裏さびれた感じがぬぐえない。郊外の美しさや生活の香りに比して、この不活性は何なのだろう。オレが初めて出かけたのはウィークデーの夕方だったのだが、道行く人も多くない。
K氏によると、高級あるいは新興住宅地の北西部(ここダブリンの辺り)と違って南東部は治安がよくないという話だが、中間地点のダウンタウンがこんな感じだとソッチはさぞや…と思い遣られるものがありますな。
(そういえば南に向かうバスは、広告ではあるのだが全面にペイントがしてあったりして、ちょっととっちらかった印象を受ける)


それにしてもコロンバスで目立つのは教会である。
ほとんど一区画ごとに、さまざまな宗派の教会が建っているのだ。美しい尖塔のあるの、レンガが崩れかけ、由緒を感じさせるの(established 1898ってのもあったよ)、ビルの一室風なの、バプティストだのメゾチストだの。実にさまざまである。
コロンバスは伝統ある都市なのだな?とK氏に訊くと、いや、シンシナチとかの方がよほど歴史ある、という。わからんものである。