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2008/03/04 火

寒試し

一月の小寒から二月の節分までの天気を観測し、一年に置き換えてその年の天候を予測する「寒試し」と呼ばれる気象予報を行っている十勝管内芽室町の松浦元治さん(74)が、今年の道内の天気予想を発表した。「三-七月までは低温が続き降雨量も多いため、低温障害や湿害に注意が必要」としている。

地域 北海道新聞

今朝の新聞に上記のような記事が載っていました。
ふーん、おもつろい!
記事中にもあるように、小寒から節分(立春)までの気温・湿度の推移を1年に引き延ばして当てはめると、かなりの高確率で(暑いか低温か、多雨か乾燥かという農事の関心事における)傾向が当たる、という。
一種の民間気象予測で、結構知る人ぞ知るな方法なんだそうですね。

ひょっとして仕事にも使えるんじゃねーの?と興味惹かれてちと調べてみますと、こんなサイトに行き当たりました。
気象庁のデータから、この寒試し表が作成できるというエクセルシートが公開されています。嬉しいですねぇ。

早速やってみました(笑)。
kandameshi.jpg札幌の寒試しです。(クリックで拡大)

真ん中の気温のグラフ(黄色い棒グラフ)を見ると、今年は年明け早々強い寒波が入って「19日連続真冬日」なんつーことがありましたから、まず年初はハズレですね(笑)。
2月16日辺りからの低温・雪はなんとなく当たっています。

(日付まで入ってはいますが、飽くまで傾向を占うためのものとのこと)

未来に目を向けると、3月後半は寒く、4月中は暖か(降水がありそう)、札幌で最も日差しが強いと言われる5~7月は比較的寒冷に推移し、7月後半から9月にかけては暑い。8月の雨風は台風を予感させますねぇ。そして(またもや)残暑がだらだらと続き、その傾向は12月まで続く…と。

もっとも、この例のように単純に数値を引き延ばすだけではダメで、新聞記事によれば「易学などの」独自の補正や、リンク先サイトさんによれば「太陽黒点の増減、月の動きなども考慮」しなければならないというから、やはり一筋縄ではいかないようで…。

ま、一興として、しばらく眺めてみたいと思います。


(2009/1/15追記)

寒試しの「結果」をアップしました。

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Comments

こういった伝承や経験に基づいた天気傾向予測って、いろいろな方法があって楽しいよね。でも、易学(って、どんな学問?)を考慮するとなると、だんだんとオカルトチックになって来る気がしますな(苦笑)。

因果関係が立証されていないわけだから科学的ではないけれども、一興として眺めてみると面白そうです。
興味深い内容でした。「こんなサイト」をクリックしてもありませんでしたが(セキュリティの関係で見れない?)、実際にあれば、サイトを教えて下さい。
ひで さん、
コメントありがとうございます。管理人です。

セキュリティの関係ではなくて、作者の方が削除されてしまったのではないかと思います。(単純なリンク切れかと)

ヒントですが、"寒試し野帳"で検索をかけると見つかるかもです。

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