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2008/04/21 月

マニュアル

仕事の足しになると思って読んだけど…あまりにもマニュアルだった(´Д`;)。
マニュアルというとつまり、取扱説明書とか手引き書とかいうことになる。
電子機器とかの取説ならホボ書いてあるままなんだけど、仕事の手引き書とか教科書、教則本とかだと、書いてあるままウノミにしただけでは上手くは行かない。マニュアルとは純化された「一例」であり、エッセンスにすぎないのだから。

実は、昔の徒弟制度というか(手取り足取り教えたりしない、オレの仕事を見て覚えろ、ってやつ)は、別に口ベタや意固地のせいではなくて、自分で仕事の“空気感”(コツ?)を捉えなければ役に立たないゆえの必然的なやり方、なのではないかと思う。

んで、ま、この2冊。
いずれも、流通業界ではセンセイなお二人である。(特に渥美氏は大重鎮である)
企画部門や店舗のバックヤードなど、流通業のフロントサイドでの仕事をどう進めるか、についての手引き書である。

売場づくりの知識 (日経文庫)
売場づくりの知識 (日経文庫)」 鈴木哲男 (日経文庫)

新書版なのでかいつまんで導入部だけ書いてある、という感じだが、店舗(商売)のコンセプトに沿ってどのような商品をどうレイアウトし、陳列し、見せ(魅せ)るかに関して基本的考え方を。


店内作業 (チェーンストアの実務原則シリーズ)
店内作業 (チェーンストアの実務原則シリーズ)」 渥美俊一他 (実務教育出版)

こちらはほんとにもうマニュアルで、店舗従事者の日々の作業をいかにこなすべきか(いかにこなしたら効率がよいか)についての原則を。

それぞれ細かに解きほぐす。

で、最初の話である。
こういう本を読んでクライアントの実務を覗き見ることがまったく無駄かというとそうでもないだろうが、本を読んだら実務に戻り、自分の仕事を日々粛々とこなす中でアレンジし、肉付けし、最適化し、自分なりの世界観を作っていかないのならば意味ないだろう。本当に生きた知恵にはならないだろう。

つーわけで、業者(オレ)は業者の仕事に即した専門知識を磨いた方が実りがありそう。

つーのが素朴な感懐である。

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