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2003/02/21 金

図書館ばんざい

近頃休みが都合よく取れなかったりお小遣いが足りなかったりしてなかなかネタがないのであります。

そんな中で凝っていると言えるのが「図書館通い」。以前は人の手垢がついた本ってダメだったんだけど、カミさんにくっついてたまに訪れるうちにすっかり開眼。見れば見るほど知識の宝庫(しかもダーター)、使わない手ってないよね。
ただし、人気の小説(予約で数百人待ちとか)や、最新刊でないもの(新しくなければ意味のないビジネス書、技術啓蒙書のたぐい)は図書館、不得意です。
一方、そこらの書店でずーっと探してるのに見つからなかった本(角川春樹の句集など)がアッサリあったりして感動する。

写真一番上に写っている「木に学べ(西岡常一)」も探していた本。これ名著だなぁ~。法隆寺“最後の棟梁”の、ちゃんと作れば木造建築は200年保つ、それに引き替え今の建築は…というお話。
そのほか、「臨死体験(立花隆)」も凄く面白かった。ちょっと、死ぬのが怖くなくなります。

ちなみにカミさんが今借りているのは、三島由紀夫全集、第1巻…(^^;)。
(2003/2/28追記)

で、その続きなのだが。。
先日発見された“日本最古のカレンダー”。聞けば西暦689年、天武天皇死後3年目のものだそうだ。たまたま今読んでいる本が「日本書紀」、つまりくだんの天皇の命令で作られた歴史書であり、まさに同時代のできごとをなぞっている最中だったので驚いたであるよ。

しかし日本書紀、一度読まねばと思っていて今頃やっと読んでいるわけだが、面白いのはムホンやウワキやゴーカンや侵略や馬の管理法や三本足のカラスの死体が見つかったやらがごっちゃごちゃに、しかも余り感動なく淡々と並べられている点。
教科書では重大事件や有名人しか習わなかったわけだが、日々の新聞を読んでいるような感覚なのでなかなか面白いのです。

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